10,悪霊退治周り
今日は八百万屋定休日。街の治安維持の為仕方なく活動していました。
耳郎「金にもならない仕事なんてやってられっか。」
畑「小さな悪霊の内に成仏させてあげたら楽になりますよ?」
レオン「耳郎は強い悪霊と戦いたいだけでしょ」
何もしなくても周りからは変な目で見られていた。
畑「さっきから周りの人がジロジロ見てくるのは気のせいでしょうか。」
レオン「まぁ…この格好じゃないですかね」
耳郎達が着ていた服装は黒スーツ姿でいかにも反社みたいな感じでした。
耳郎「シンプルなのが一番なんだよ…文句あんのかッ」
耳郎達はとある路地裏に行きました。
レオン「なんかここ…臭います。」
畑「ゴミ捨て場だからじゃないですか?」
耳郎はとある物をゴミ袋に投げました。投げた所から悪霊が出てきたのです。
畑「さっきまで見えなかったのに!」
レオン「耳郎さんが投げたのは悪玉ですかね」
悪玉とは主に見えない悪霊を可視化する物で、霊力が低い者は見えないので重宝されるぞ。
ゴゴロミン「オレ様の名はゴゴロミン。」
ゴミの悪霊:ゴゴロミン
ゴミ袋から手足が生えた不気味な奴だぞ
ゴゴロミン「お前たちを全身悪臭にしてや…」
耳郎は除霊銃を使ってゴゴロミンを除霊した。
耳郎「まぁこんな感じで…身の回りに沢山弱小悪霊が住み着いているから退治していけ。なんかあったら連絡しろ。」
あたかもゴゴロミンを使って今後の仕事の説明をするかの様に話していた。
畑「ゴゴロミン…なんかごめん」
ゴゴロミンが除霊された場所で畑は拝んでいた。
畑とレオンは除霊銃と悪玉を貰い耳郎とは別行動をするのであった。
畑「耳郎さんが言うには我々でも倒せるくらいの悪霊らしいのですが気を引き締めて行きましょう。」
レオン「あっ…あれは!?」
レオンが見つけたのは水溜りの悪霊バシャーンです。バシャーンは水溜り近くに人が通るとわざとその人に水溜りの水をかけるといった行動をします。悪玉要らずの便利な悪霊で、梅雨頃になると水溜り10個に1個はバシャーンになると言われています。
バシャーン「通りかかる人間に水をかけるの楽しいシャン」
畑「そこまでだ!」
バシャーン「やっとおいらのことが見える奴が来たか。さぁかかってこい。」
レオン「除霊銃発射ッ!!」
バシャーンは除霊銃を鏡の様に跳ね返した。
バシャーン「俺にはその攻撃は効かないシャン」
畑「ならば」
畑は水溜りに手を突っ込み、水を掻き出しました。
バシャーン「おいらの体積を減らしてもおいら自身はここから消えないシャン」
レオンは耳郎に渡された「雑魚悪霊図鑑」を読み漁り、バシャーンを探しました。
バシャーン 水溜り悪霊
主に30cmから1m未満の水溜りから生み出される。次の日が雨でもない場合はそっとして蒸発するのを待つ。
レオン「そっとしておくのがベストみたいですよ。」
畑「じゃあ、バイバイ…バシャーン。」
バシャーン「オイ人間、逃げるつもりか。これでもくらえ」
バシャーンは畑に水をかけた。
畑「2回目はくらいませんよ」
と傘を準備していたので水がかかる事はありませんでした。
この後もバシャーン2号やらバシャーン3号に出くわすも全てスルーして事なきを終えた二人でした。しばらく歩いていると耳郎さんに出くわしました。
畑「こちらは何も問題ありませんでした。」
耳郎「あっそ…」
耳郎はくたびれていたのか適当な公園に行ってベンチに座りました。
レオン「お疲れのようでしたが、どうされたんですか?」
耳郎「…かった」
畑「なんて?」
耳郎「よ…わ…かった」
レオン「?」
耳郎「どいつもこいつも悪霊が弱かったんだよ。」
畑・レオン「は!?」
耳郎は疲れていたのではなく、悪霊が弱かったのに嘆いていたのです。
畑「ははッ、いつもの耳郎さんか…」
耳郎「あとお前ら、公園に来たのにも理由があるぞ…」
畑「何ですか?」
耳郎「お前ら伏せろ…」
耳郎の言葉道理、畑とレオンは伏せました。
耳郎「ここはただの公園じゃねぇ、悪霊が溜まっている公園だ…」
耳郎が言っている通り、砂場から砂のゴーレムが出てきた。
耳郎「初めての共同悪霊退治だな」
畑・レオン「はい!」




