早朝訓練での成果
前回のあらすじ ゲインがヤバくなりかけた!!
早朝5時のグラウンド。寮を出て、魔法が使えるようにと、
毎朝走っている。「なぁオリビア。」「ん?」
「学園に来てから一週間が過ぎて、走ったりしても息上がらなくなってきったけどさ、魔法はまだ使えないよな。
これって本当に効果あるのか?」革製の水筒を持ちながら、ゲインが言った。
「学園にある図書館に書いてあったから間違いない!...はずw」「はず...かよ」
「古い文献だったんだから仕方ねぇだろ」「ま、当たって砕けろだな。」
そう喋りながら魔法を行う準備に取りかかる。あぐらをかきながら、手を正面に出し、
魔力を手に集中させる。
[ピュッ]
「あ、できた...」[ビュッ]「俺も...!」顔を合わせ、ゲインと手を取り合った。
「...長かったな〜ぁ。力が抜けちまったw」「俺もw」
グラウンドの近くにたたずむ木の横に寝っ転がる。
「...これで簡単に魔法使えるのか〜!」「......ん?」
ゲインが首を傾げる。「どうした?」「いや...俺ら詠唱使ったっけ?」
...!俺とゲインは起き上がり、手を正面に出しながら、魔力を込めた。
[ビュビュ]「...無詠唱できたっぽくね?」「....」
ダッダッダッダッダッダダダダッダダ
「「バイデン先生!!」」職員室のドアを勢い良く開ける。そこには重りを付けながら
スクワットをしている、バイデン先生が立っていた。
「こら!お前ら何時だと思っているんだ!!」「...無詠唱....できました!!」
息を荒げながら、先生に伝えた。
「...え”ぇ!?」
[ビュー]「...これは驚いたな!ハッハッハ!!お前ら凄いなぁ!」
力強く肩を叩く。..痛い。「へへへ、そうでしょうそうでしょうバイデン〜」
「..魔法の質は悪いが、その年でできるのは上出来だな!ハッハッハ!!」
「ありがとうございます!」レベルが低いから、心配だったけどできてよかった。
「..これならヲッシュ先生も...」「え?なんか言ったか?バイデン」
「あ、いや!なんでもないぞ!うん。」「「...?」」
1日で2本もあげてしまった..笑
楽しめていただけたら幸いです!