ゲイン...おめぇやべぇぞ
前回のあらすじ 魔力テストが終了したぞ!
「キュリアは放課後どうするの?」「私はもう寮に戻ろうかな。結構疲れたし...」
どんよりとした顔で、キュリアは口を開いた。「オリビアはどうするの?」
「俺は魔力供給室に行こうかな。ゲインが心配なんだよな。」
「分かった、また明日ね!」「おう、また明日。」
昇降口でキュリアと別れた後、俺は一階のA組の教室の横にある、魔力供給室へと向かった。
ガラガラガラと、音がなりながらドアを開ける。
「ゲイン!大丈夫か!?」そう言いながら部屋の奥を見ると、幸せそうな表情を浮かべる
ゲインの姿があった。「んほぉ。げへへっへへへ」..何があったんだ...
「あ、ゲインくんのお友達?さっさと連れて行って頂戴!」メガネをかけた女性が俺を見ながら告げた。
「どうし...たんですか?」不服そうな顔を浮かべながら女性がいった。
「他の人は、もうとっくに元気になって、寮に戻っているのに
ゲインくんは何故か、まだ治ってないとかずっと言ってたから、
そのまま放置していたのよ、そしたら...」「んっほぉ、おっほぉ」
「魔力供給のし過ぎで脳がショートしたみたい。時間が経てば下に戻るから安心してちょうだい。あ、一応先生だから、魔力供給室の。」
...ゲインヤバすぎだろ..。
その後、俺はゲインを抱えながら魔力供給室を後にした。
「...あ”ッ!?....れ?」「お、やっと起きた。」
「俺魔力供給室にいたくね?何で...質素な部屋にいんの?」
「ここは寮だよ!...気絶してたから運んできたんだよ」あの事は言わないでおこう。
「おっ!気がきくじゃん!wありがとう!」ニコニコしながら俺に喋りかける。
「...それよりな、今から風呂行かないといけないぞ。」
「え”ッ!?」大きな声をだし、窓を開ける。「うわマジじゃん!超暗い!
おいオリビア行くぞ!!!」「指図しなくても分かるってばwww」
こうして、学園生活1日目が終わった。