不穏な学園生活!?(修正しました)
前回のあらすじ アリス学園の入学式までにはレベルを上げたかったが駄目だった!!!
早朝。日が昇り始める前に正装に着替え、ご飯を食べ、玄関前ー。
...間に合わなかった。本当にこれはまずい...2年間スライムを狩りつ続けていたのに、
レベルが全然上がらない。普通ならレベル15まで行ってるはずなのに..[バシっ]
背中を押される。後ろにはお父さんとお母さん。
「オリビア、自身を持ちなさい。」「大丈夫よ!」
これまで一生懸命育ててくれたお父さんとお母さんには感謝しきれない。
期待に応えないと!
「....いってきます!」ドアを開け、俺は庭を歩いた。
門先に確か...あったあった。空飛ぶ絨毯!
この空飛ぶ絨毯はアリス学園の"1つ星魔術師"が操作するオリジナル魔法。
もう驚かなくなってきたw..凄いけど
絨毯に乗り、山にそびえ立つ学園まで送られる。落ちないか心配だったが、
薄い結界が貼られていてびっくりww感心してしまう。
続々と絨毯に運ばれる学生達が見えてきた。20...いや40はいる。
集まっている生徒は最低でもレベル10以上...俺は1www"神童と謳われていた"のに...
「オリビアくん!おはよう!」大きな声が耳に入る。
後ろを振り返るとロビン男爵の娘が絨毯で運ばれていた。
「キュリアさん、おはよう。」召喚士のキュリア、レベルは12、俺の幼馴染みだ。
...家がお隣だったらしい。「楽しみだね、オリビアくんとクラス同じだったら良いな」
「そうだね...あ、ついたよ!」[ゴーン ゴーンゴーン]
学園の鐘が鳴り、絨毯を下りる。街の教会より大きいぞ...
「はーい皆さん!私は引率の先生ケシーでーす!入学式に案内するから列から離れないでね!
それじゃぁ...しゅっぱぁ〜つ!」この先生テンション高いな...
「ーーー。次に学園長グリエル様からの挨拶を行います。静粛に聞きましょう。」
入学式も終盤、学園長の話を聞けば終わりだ。
壇上を見つめていると、なんと龍が入ってきた。
「こんにちは、私が学園長のグリエルです。皆さんに会えたことを嬉しく思います。
入学前に話した通り、これからは寮に住んでもらいます。家に帰れるのは休みの日です。
詳しくは担任からお願いします。以上です。」龍...が学園長なのか!?驚かされるばかりだ
「これで入学式を終わりにします。転移魔法を使いますので、新入生の皆さんは真ん中に
集まってください。」教師も普通に大規模魔法使ってるし...やっぱり凄腕が揃ってるんだな。[ビュンっ]
「これがクラス表です。どのクラスか分かったら速やかに行動をとってください。」「「はーい!」」
一通り落ち着いた後、俺はクラス表の近くまで行き、顔を覗かせる。ーーA組だ。
ガラガラガラとドアを開ける。キュリアと目が合い手を振った。
少し時間が経ったあと、
「はーい!A組の担任は私ケシーでーす!よろしくねぇ!」と続け、
「じゃあ今からステータス開示を行うから、呼ばれた順に来てね!まずはお手本!」
ステータス開示?!レベルの事がバレてしまう
[煉獄魔法使い(B) レベル68 筋力88 魔力244 防御力83 知力108 HP156 MP181 スキル火炎弾(C)大火炎弾(B)固有スキル 超火炎弾(A)中ヒール(C) 称号 炎の亜神の加護]レベルたっか!クラスの皆もざわついている。
「この様に出るからね〜!まずは...君!」
その後順番に呼ばれていき、遂に僕の番....遂にバレてしまう
[天の聖騎士(S) レベル1 筋力59 魔力58 防御力55 知力90 HP58 MP60 スキル 光の矢(B) 固有スキル 精進琢磨(E) 練磨(A) 天御子の聖剣突き(S) 白凰の天翼(S)不□不■(測定不能) 称号 知神のご加護 光神の愛子]「あら、君って確か...特待生のオリビアくん?」「は、はい!」
「大丈夫、学園長から聞いてるわよ。レベルが低くても大丈夫だからね!」
元気な声でそう言ってくれた。本当に嬉しい。
その後もステータス開示が続き、今日の午前授業が終わった。..だけど
話しかけようとしたらみんな俺を避けるwww
幼馴染みのキュリアは、レアな職業だからか人がたかっているし..
俺も一応レア職業だけど..誰も知らないのかよ!!
大人しく自分の席に座っていたほうがマシか..
そう考えていたとき「オリビア!!俺と決闘しろ!!!」大きな声で誰かが叫んできた