俺詰んだ..(修正しました)挿絵付き
前回のあらすじ なんやかんやあって神童ともてはやされた!!
「アレス子爵〜!息子さん凄いですね...いやはやびっくりいたしましたぞ」
「..私もだ」親父は続けて「つぎはロビン男爵の番だな!」と、満面の笑みで話す。
「お告げの直前にあんなステータスを見たら自信をなくしてしまいますよ!」
ヒタイの脂汗をハンカチで拭きながら、ロビン男爵が苦笑いをしながら話した。
ロビン男爵は娘を台座におき、椅子へと座った。教会の方が詠唱を始める。
...ーとえよ!知神のお告げ!!
[召喚士 レベル1 筋力26 魔力38 防御力21 知力40 HP15 MP40 スキル ポイズンボール(C)小回復術(E) 固有スキルD級召喚(D) 称号なし]いや普通に高いな!?..
普通はあんなにステータスが高い人が天才とか呼ばれるんだろうな。
「おお...おおお!よくやった娘よ!」そう言いながら娘を持ち上げた。
当然の行動だ。初期ステータスで今後の人生が決まるのだから。
「ロビン男爵の娘も高くてよかったな。..今夜飲みに行かないか?」
「いいですね....アレス子爵」にやにやしながら
親父が何か話してるが、気にしないでおこう...
言わなくてもわかるがこのあとは大変だった。見たことのない職業、スキルとでみんな大騒ぎ。
...情報が出回るの早くないか?ww
帰りの馬車に乗り込み、家へ帰る。
「オリビアは凄いな。お兄ちゃんとして、抜かされないよう頑張らないと!」
「ははは!その意気込みを忘れるな?」「ふふふ、オリビアも学校に通わせないとね」
「シャルル、それはまだまだ先だぞ..」そんなこんなで家についた。
「おやすみ...オリビア」 一足先に母さんと寝ることとなった。
母さんと寝る前、俺に対して色々な事を話してくれた。..俺まだ喋れないんだが..
執事のベルは業務の片付け、兄貴は庭で魔法の練習、親父は飲みに行くらしい...。羨まけしからん!
俺も..魔法を使ってみたいし......友達...を作って.......遊び..たい....
そこから5年の月日が流れた。僕は毎日のように図書室に引きこもり、
この世界について調べている。
文字も読めるようになってきて、
喋れるようにもなってきた。俺の1つ目のスキル[精進琢磨]は、
人一倍努力しないとレベルが上がらない、いわゆるハズレスキル。
だけど2つ目のスキル[練磨]は腕を磨けば磨くほど強くなるが、
強くなるのはレベルが上がる時におこること。...察しがいい奴はわかるだろ?
レベルが上がる前に腕を磨き続け 上がった時、ステータスの上がり幅がもの凄いって事だwww
最初知ったときは「最強になれる...ってコト!?」
なんか言ったりしてたけど、正直舐めてた。
兄貴の魔物退治についていったりして1年たつけど.....
一向にレベルが上がりそうにない...あと12ヶ月後には学校に入らなくちゃいけないのにwww
こんな調子じゃ同学年に負けてしまう...
俺が通うとされる学校はアリス学園。実力があるものだけが入れる、いわば名門だ。
レベル10が入学希望ラインで、レベル15が合格確実ラインらしい。
6歳での平均レベルは5らしいから、本当にエリートしか入れないんだな。
俺はお告げの後、特待枠を貰え、入れるようになっている。
...超えたいハードルは高い。あと一年で間に合うか....?
否!!!間に合わなかった!!!!!
入学式!!!!!当日!!!