1.彼女を守れたのだ悔いはないとも、それはそうと私は異世界転移をするようだねぇ
私は天才だった、自分で言うのもあれだがアインシュタインやレオナルド・ダ・ヴィンチに張り合えるそれ位の頭脳であると自負している。
私は赤羽鏡花16才にして残ったミレニアム問題全てを証明した。
昔から数学や科学が好きだった私はその後飛び級で海外の大学に入り科学者として活動24才までに数多くの未証明理論を証明した。
そうして日本に帰った私は今まで貯めたお金を使い屋敷を建てて念願のとある目的を達成した。そう、百合ハーレムを築く事である。その為にかわいい女の子達をたくさん雇った。そうして3年程経ったある日、私はお気に入りのメイドである結ちゃんとお出かけをしていた。
「さてと…必要な食材は買ったし帰ろうか?」
「そうですね、あっご主人様いいですか?」
「ふむ、どうしたのかな?」
「あの〜、その〜、あれ食べたくて…」
そうして彼女が指差した先を見るとクレープのキッチンカーがあった。
「そうだね、食べてから帰ろうか」
「ありがとうございますご主人様」
そうして二人で仲良くクレープを買った。
それにしても結ちゃんかわいい…食べたい…
そうやってなかなか危ない思考をしていると
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
私は咄嗟に結ちゃんを突き飛ばした
「がはっ…!」
「ご主人様!」
通り魔とはしてやられたねだが…
「腕と…足の……一本ずつ位…は…持っていかせてもらうよ…」
そうして私は一瞬で通り魔の腕と足を折る。
「ぐぁぁぁぁ!」
さてと…これで一段落と言いたいところだが…刺された傷が深すぎる…これはもう助からないな
「ご主人様!ご主人様!今救急車呼びましたから!」
「ははっ…情けないねぇ…ただ…君が無事で…よか…った………よ」
「ご主人様!死んじゃ嫌です!だから…」
「傷が…深…すぎるか…ら…助から…ないのは…わかって…いるとも…それは…そうと…
泣かないで…くれたまえ…私は…君の…笑ってる……顔が…好きなんだ…」
そう言って私は無理をして体を起こし彼女の涙を拭く。
「うぅ…でもぉ…ご主人様が…」
「ふふっ…いいんだよ…君が無事なら…それじゃあ…最期に…お願いだ…笑ってくれる…かい……?」
「………はいっ…ご主人様」
「ありがとう…それじゃあ……サヨナラ…だねぇ…ごめんね…結…ちゃん…後の事は……頼んだ…よ…」
そう言って私は最期に彼女にキスをした…
「……んん…ん…ぷはっ…わかりました…ご主人…様…」
そうして私は…彼女に最期の口づけをし抱きつかれたまま温もりを感じ意識は消えていった…
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はて?おかしいねぇ…私は死んだはずなのだが
「どうしてこんな神殿のような空間にいて若返っているんだい?」
そう…私は結ちゃんを庇って死んだはずだ…それにしても彼女達に最期の挨拶をしたかったな…
まぁ、それも大事だが今は現状把握が大事だそんな事を考えていると、
「あら?お目覚めかしら?」
と、少女のような声が後ろから聞こえた。
「おやまぁ…これまた私好みの美少女だねぇ…」
「おや?神であるこの私を口説き落とすつもりかしら?」
神だと?それじゃあここは…
「死後の世界…か」
「理解が早いのね、そうよここは死後の世界、もっと詳しく言うとここは転生/
転移の間よ。本来死後の魂は漂白し輪廻転生の輪に行くのだけれど、漂白できない魂はここで転生するのよ。まぁ…魂を漂白できない魂なんてそうそう居ないし普通は少しは漂白できてるものなのだけども…」
その口ぶりからすると…
「私の魂は一切の漂白ができなかったと?」
「えぇ…そうよ…正直驚いたわよ…そんなの過去の貴方の世界で言う偉人?のごく一部でしか見たことがなかったからね。」
「それはそうと…何処に私は転生するのかね?」
「うーん…そうね…アルカディスって世界なんだけど転移でもいいかしら?」
転移だとこの姿のままという事か
「ふむ…いいけれども」
「なら決まりね、それと転移後の世界についてね」
そうして私は世界について説明された。長いので要約すると剣と魔術の世界だ、
科学技術は私のような転移、転生した者の一部がもたらしているが微々たるものらしい。
それと、皆スキルを持っておりその種類は数え切れない。
また、戦闘職系の人物は皆ある一定レベルまで成長すると霊装と言うものを習得できるこれは1〜3つ程持っており複数持っている人物ほど習得は早いが成長は遅いとのことだ。
「でもって、転移前にほしい能力を伝えてくれる?久々にすごい魂に会ったから出血大サービスとして何でも通すわよ」
それはなんとも魅力的提案。
「そうだねぇ…先ずは全魔術と魔法の使用を可能にしてもらいたい、後は魔術や魔法を作り出せる能力、後は刀剣類への適性、それとスキルボードのようなもの
後は無制限に状態を保って物を保存できる能力、霊装は2つ欲しい…1つ目は一定時間全魔術と魔法を無制限に多重展開できる効果2つ目は…これで頼むよ。後は色々便利な能力つけといてくれると助かるねぇ…」
「えぇ、わかったわ、女神イルスの名において保証するわよ」
「後は転移の場所は強力な魔物の多い所にしてくれ」
「了解したわ、では良い異世界ライフを」