表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/17

第4話 幼馴染の寒さ対策

寒い。

そろそろストーブでも出そうかな。

たしか押し入れの中にあるって母さんが言ってたような……。

部屋に戻るとそこにはストーブと幼馴染。

「いやぁ、寒いね」

「なぜすでにストーブが置いてある」

「いやぁ、寒いね」

ダメだ、会話が成り立たない。

「なんでうちのストーブの場所まで把握してるんだよ……」

「そんなことを言っても体は正直だね」

はっ、無意識のうちにストーブの前に。

あったけぇ。

「ふっふっふ、ナイスアシストだろ〜」

「あぁ、このストーブの前では全てが正義だ」

もう何言ってるか分からん。

「う〜ん、まだ少し寒いなぁ」

なんか呟いてる。

「おりゃ!」

「うわっ」

危ない。

「へへ〜あったかい〜人間湯たんぽだ〜」

「そんなわけあるか。絶対俺の方が体温低いぞ」

それならそっちの方が湯たんぽだ。

あったけぇ。

ついうとうとしてしまう。

あぁ、意識が……。


※※※


「むつみ、もうすぐ夕飯できる……あら?」

「お邪魔してます」

「あらあら。ふふ、仲がいい良いようで」

「はい、とっても」

「良かったわねむつみ。…あんまり長くしてると足痺れるわよ?」

「大丈夫です。その時は叩き起こしますから」

「ふふ、ずいぶん頼もしいこと」

「起きたらすぐ伝えます」

「そうね。じゃあ、ごゆっくり〜」



※※※


「んあ?」

「あ、起きた?」

「うん」

「もう夕ごはんできてるって」

「うん」

「まだ眠い?」

「うん」

「残念、もう時間切れ」

「うわっ」

なんかガクッてなった。

ついでに目も覚めた。

「うん、これくらいなら大丈夫かな」

「なにが?」

「なんでも。さあさあ、夕ごはん夕ごはん」

「はいはい」

起き上がってリビングへ向かう。

あれ?なんでさっきガクッてなったんだ?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ