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我々話  作者: にしじま
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歳神様の怒り

 姉の職場に門松が2基、置いてあったそうな。

 真ん中に棒のようなものが刺さっていて、何かなぁとよく見てみると、閉じたままの扇子だった。

 これ、開かな意味なくね?と、勝手に広げた姉。

 よし、もう1基も、と思ったが、そちらはビニール袋すら外していない様子。

 「さすがに、ビニール取ってまで開く勇気はなかったよ。」

と言う姉に、

 「私だったら、ビニール取って、開くなぁ。」

と答えておいた。

 その翌日、雪まみれで帰宅した姉。

 開口一番、

 「車、側溝に落としちゃったんだけど、どうすればいいかな?」

 現場に私の車で行ってみると、姉の車は、運転席側の前輪が見事に側溝にはまり、左後輪が浮いてしまっていた。

 お世話になっている車屋さんに電話して、到着を待つ間、私の車の中で姉曰く、

 「もう1基の門松も、ビニール取って、扇子開いてきたんだけど、開くときキレーに割けたんだよねー。バチが当たったかねー。」

 車が落ちたのはそのせいかどうかは定かではないが、姉の車は無事引き上げられ、故障もなかった。


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