表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

4話公園にて

公園のブランコにて

はぁ~どうしよう。ばれてしまったかな。

「ねぇねぇおにいちゃん何やってんの遊ぼうよ一緒に。」

誰かなこの子たち?見たところ小学校低学年くらいだが。まぁいい気晴らしに遊ぶか。

「いいけど三人で何をやるの?」

「あのね、結婚式ごっこだよ」 結婚式ごっこだって?

ませてんなこの子たち。まぁいいか。

「いいよ」

「じゃあお兄ちゃんは新郎さんね。夢はお嫁さんで。たけしくんは牧師さん」

ん?夢はお嫁さん?あ、そうかこの子の名前か…

しかし、いいのか本当に?たけしくんなんかとっても悲しそうだけど。なんかこっち睨んでるんだけど…

「まぁいいよ」ぼくが次に牧師をやればいいか。

タタタターンタタタターンタタタタータタタターンタタタタータタタターン(結婚行進曲)

「やめる時も健やかなるときも夫がヒキニートかつヲタクになって

いつも水着ロリがプリントしてある抱き枕に顔をうずくめながら

”○○たんはオレの嫁!!萌え萌え萌え―ハァハァ”と気がおかしくなり、

仕事しな―い。部屋から出なーい。ポテチ欲しーい。という百害あって一利なしの人種になっても

夫を愛しつづけますか?」 

ーーゆ、ゆうきくんスゲー根に持ってるじゃん。ていうか何で低学年でこんなこと知ってるの?

最近の子供ってこんなんなの?ねぇお母さん答えてよーー

「あ、あ、あのーゆうきくん?ちょっさすがにそれは…」

「はい、もちろん愛します。夫がそんな人種になり一生私の枷になったとしても愛します」

う、嘘だよね。そんなわけ絶対ないよね。

あ、そっか!!この子たち現実知らないからそんなこと…

しかたない本当にそうなったらどれだけ大変か、

どれだけつらい現実かを教えてあげなければ。しかし、まだ現実を知るには幼すぎる。でも、もしも本当になってしまったらどうにも可哀想だ。

そうだオブラートに2回くらい包んで紙芝居にして教えてあげよう。

ここが、空想の特権である。何もないところからいろいろ出すことができる。

「昔々あるところにニートそのお母さんがいました。」

「ニートはすくすくと成長し、立派なニートになりました。」

「ニートはお母さんこういいました。”おい、お袋金をだせ!!ゲーム買いに行く”」

「するとお母さんが言いました。”サトシ、まだポ●モンなんかやってるの?

もうやめなさい。”」

「わかった、サトシ君は実は隠れてバイオレンスなゲームをやってるんだ」

「あのー夢ちゃん。その年でよく知ってるね。でも違うんだよサトシくんはまだポケモンが大好きなんだよ。」「サトシ君可哀想( ノД`)シクシク…」

この子どこに同情しているんだろう?

”やだ!あのこ小さい子を泣かしてるわ。いやーねどこのこかしら。ヒソヒソ”

「飴なめる?夢ちゃん」

「ありが・・・これってアポトキシン的な何かじゃないよね」

その年齢で若返って赤ちゃんにでもなるきなのだろうか。

「たけしくんもいる?」

「シャキー――ン!! 見た目は赤ん坊、頭脳は幼児 その名も発達が早い子!!」

「たけしくん、ちょっと大丈夫。」

「あ、もう5時だバイバイおにいちゃん。また遊ぼうね~」

「ハーイ気を付けてね」

はぁ~疲れた。帰ったら寝よ。  4話終


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ