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確認

 小さな転送装置から、回復薬の瓶を送った。

 それを使えば回復できるからだ。

 他に何か必要な物は……そういえば。


「織江、そちらの状況はどうだ? まだ敵は残っているのか?」

「今魔王の副官を倒したら、その部下は全員逃げて行ったわ」


 どうやらその程度の知能はあるらしい。

 だが現状ではよかったかもしれない。

 とりあえず回復薬を送った俺は、


「それで、正人や瞳は大丈夫そうか? 正人の悲鳴がさっきは聞こえたが」

「今、もらった薬を使って何とかしているよ。元々持っていた薬で強力なのもあったけれど、浩二に貰った者の方が効果が高かったからそっちを使うように渡したわ」

「そうか……どうだ?」

「丁度完全回復したみたいだね、正人、何が起こったのか分からないみたいで目を瞬かせているわ」


 織江が楽しそうに笑うのが聞こえる。

 そこで、織江、誰と話しているんだ? というような正人の声が聞こえて、


「浩二と話しているんだよ! なんでもこの空間? の一部を繋げる魔道具を作ったとかで、その回復薬のおかげで私も、そってさっきの正人も助かったの!」

「浩二の魔道具? この世界にはそんな魔道具が?」


 正人が驚いたような声を出していたので俺は、


「存在するかは分からない。ただ作れるのは事実だ。俺の特殊能力チートで」

「そうなのか。ん? 特殊能力チートの使い方が分かったのか?」

「“ステータス・オープン”でしたら分かったぞ。でもギルドで測定したものと魔力の数値は同じだった。でも俺の測定器を使うと魔力の寮が全然違うんだよな」

「そうなのか、というか“ステータス・オープン”というと出てくるのか。ここで一度確認してみるか」


 といった話になって、あちらでもステータスを確認することにらしい。

 だから俺も確認することにしたのだった。




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