ダンジョンに向かう
次の日。
ニャコの猫パンチという、猫耳女の子に寝ている所を軽くパンチされて起こされるという事案が朝から発生したわけだが。
どうにか起きた俺は、まず準備をしてから仕事に行くであろう人達用の出店の一つで朝食を購入。
謎の鳥の卵とハム、レタスのようなものが挟まれたサンドイッチと、コーヒーのような飲み物のセットを購入。
ただここまでパン食続きだと、そろそろ白いご飯が恋しくなってくるなと俺は思った。
味は普通に美味しいものだったので俺は満足したが、これにマヨネーズをつけるとどうなるんだろうという気がしないでもなかった。
そう考えながらしばらくい同意していくと、食料品店が開いている。
お弁当と一緒に保存のききそうな缶詰類なども売っていたので、購入する。
そういえば料理道具が一つもないのに俺は気づいた。
何故気づいたのかというと、丁度野外調理器具セットが安売りで売っていたからだ。
つい購入してしまった俺。
これからダンジョンにもぐるのであれば、折角だからちょっとした料理が屋外でできるといいなとも思った。
それに関係する魔道具は、おいおい考えて作ってみようと思う。
また、飲み水も飲んで大丈夫な物が手に入らないかもしれないので、幾つか瓶図目を購入しておく。
魔力で代用できるとはいえ、魔力が切れてしまった時に入用になるかもしれないからだ。
しばらくダンジョン内にもぐるので、これくらいのものはあった方がいいなと準備をしているとそこでアリアが呆れたように、
「何日潜るつもりなのよ」
「え? で、でもこれくらいの準備は……」
「本当に素人なのね」
そう、嘆息されてしまったのだった。