2話
本作品はテンポが遅いです。
投稿のテンポも、作品内でのテンポもです。
他の作品では話のテンポを早めようとしていますが、この作品はダラダラと息抜き感覚で書く予定です。
進みが遅い作品が苦手な方は気をつけてください。
(おかしい。)
(そろそろ死んでもいいはずだ。)
(それとも、この真っ暗闇の中を漂うのが死なのだろうか?)
(単に、時間感覚がおかしくなっただけだろうか?)
そんなことをつらつらと考えていたら、少しずつ感覚がもどってきた。
加えて、体が圧迫されるような感覚。
(も、もしかして気を失っていただけ?)
そうしているうちに、だんだんと圧迫が強くなってきた。
特に、頭が強く締め付けられる。
(い、いたい痛いイタイ。)
あまりの痛さに死ぬかと思っていたら、急に圧迫が亡くなった。
(土砂の中から救助されたのだろうか?)
まだ、あやふやな感覚の中、どうにか目だけでも開けてみようとするがなかなかできない。
さらに、息苦しくなってきてそれどころではない。
先に口を開けて呼吸をしてみるが思うように動いてくれない。
しかし、なんとか呼吸ができているので、瞼を押し上げる作業を再開する。
努力の結果、何とか瞼を開けてみると真っ白な光が飛び込んできた。
(ずっと暗闇だったから眩しい!)
しばらくして、ほんの少しだけ開いた目に写るのはぼやけて何が何か分からない白い世界。
(真っ暗の次は真っ白か・・・)
そう、ぼんやりと考えながら疲れた体に身をゆだね、再び意識を手放した。
今はまだ初めのノリで書いていますが、しばらくしたらスピードダウンすると思います。
少なくとも次話は次の土曜かと思います。