豚顔で良いので、女として幸せに過ごしたい!
― 豚顔の私が幸せになるまでの物語 ―
1. 変わり果てた朝
四十歳の春、私は限界にいた。
管理職としての責任、部下の不満、上層部の圧力。
家に帰れば、冷めた弁当と沈黙だけが待っている。
「もう、目が細くて鼻が豚鼻で……豚みたいな顔でもいい。
とりあえず女になって、気楽に生きたい」
深夜の帰り道、誰もいないと思って漏らした弱音。
だが、それを拾った者がいた。
「その願い、叶えてあげようか?」
黒い帽子の女――魔女だった。
返事をする間もなく、視界が白く弾けた。
目を覚ますと、私は見知らぬ部屋の鏡の前にいた。
映っていたのは、25歳ほどの女性。
だが、目は細く、鼻は丸く、頬はふっくら。
まるで豚を思わせる顔立ち。
「……これが、俺?」
声も高く、身体も柔らかく、肌は白い。
だが、どう見ても美人ではない。
魔女の声が頭に響いた。
「あなたは今日から“私”として生きるのよ。
名前も、性別も、年齢も、全部ね」
私は新しい戸籍、新しい部屋、新しい人生を与えられていた。
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2. 新しい職場、新しい視線
魔女が用意した職場は、小さな広告代理店だった。
私は「佐伯美咲」として働き始めた。
だが、現実は甘くなかった。
「なんかあの子、ちょっと……ね」
「愛嬌はあるけど、顔が……」
「まあ、裏方ならいいんじゃない?」
陰口はすぐに聞こえてきた。
四十歳の頃、私は外見で苦労したことはなかった。
だが今は、外見だけで判断される。
――これが、女として生きるということか。
悔しさと情けなさで、何度も泣いた。
しかし、泣いた後に気づいた。
誰も私の過去を知らない。
私は、ここから何にでもなれる。
その気づきが、私を変えた。
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3. 仕事に向き合う日々
私は裏方の仕事を徹底的にこなした。
資料作成、顧客対応、雑務。
誰よりも早く来て、誰よりも遅く帰った。
すると、少しずつ周囲の態度が変わっていった。
「美咲さん、これお願いしていい?」
「助かるよ、ほんとに」
「最近、頼りにしてるんだ」
外見は変わらない。
だが、努力は確実に人の心を動かす。
私は初めて、
「外見に頼らず、評価される喜び」
を知った。
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4. 恋の始まり
そんなある日、同じ部署に中途採用の男性が入ってきた。
山根健太
三十歳。
背は高いが、顔は……私と同じく豚っぽい。
丸い鼻、優しい目、ふっくらした頬。
初対面で思った。
――あ、同類だ。
彼は穏やかで、誰にでも優しかった。
だが、外見のせいで恋愛経験はほとんどないらしい。
ある日、彼がぽつりと言った。
「美咲さんって、なんか……安心するんです」
その言葉が胸に刺さった。
私も同じだった。
彼といると、過去の自分を責めなくて済む。
外見を気にせず笑える。
二人は自然と一緒に過ごす時間が増えていった。
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5. 過去との決別
しかし、幸せになりかけた頃、魔女が再び現れた。
「そろそろ戻りたいと思わない?
四十歳の男の人生に」
私は鏡を見た。
豚顔のままの私。
だが、その顔には確かな自信が宿っていた。
「……戻らない。
私は、この顔で、この人生で生きたい」
魔女は微笑んだ。
「そう言うと思ったわ。
あなたはもう、自分の人生を選べる」
その瞬間、魔法は完全に定着した。
私は“佐伯美咲”として生きることが確定した。
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6. 結婚、そして家族
健太は不器用にプロポーズしてくれた。
「美咲さん……俺と、家族になってください」
私は泣きながら頷いた。
結婚式は質素だったが、
二人の笑顔は誰よりも輝いていた。
そして――
私たちの間には、そっくりの豚顔の子どもが5人生まれた。
丸い鼻、細い目、ふっくらした頬。
でも、どの子も愛おしくてたまらない。
周囲から外見を笑われることもあった。
だが、私は胸を張って言える。
「この子たちは、世界で一番かわいい」
家族で食卓を囲むたび、私は思う。
――あの夜、弱音を吐いた自分にありがとう。
――魔女に出会えたことにありがとう。
――そして、この顔で生きることを選んだ自分に、心からありがとう。
私は今、確かに幸せだ。
【豚化萌えの、あとがき】
こういうのが理想!
ブスで良いので、豚みたいな顔で良いので、女になってみたい願望はずっとありますね。男性管理職・・・・それなりにやりがいはありますけど、何だか最近疲れてもきました(^_^;)(^_^;)
豚顔の女になって、本作のように豚顔の男性と恋愛関係になる。豚顔のブサイク男女どうしで愛し合って、自分達に似た子どもがたくさん産まれてくるとか理想です。
毎回しつこいですが、
ブスで構わないので女になってみたいのです!




