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~8~(side殿下)

暫し殿下サイドをお楽しみくださいm(_ _)m

「どうしたらお近づきになれるんだろうね」


執務室で側近のジルと二人、膨大な書類に囲まれながらため息をこぼす。


せっかくアリアーナとやっと言葉を交わすことができたのに、儀礼的な会話で終わってしまった。


「とりあえず目の前の書類を片付けてからですかね。ドルスコイ男爵、無能は娘の視界に入る必要はないって言ってましたよ」


最近、仕事が増えたのはお前のせいだな。

絶対余計なことを言っただろう。


「アリアーナ嬢、存在もなぜかボヤーンとしてて、印象に残らないんですけど、注意深く見ると実は可愛いですよね。夫人に似たのかな。儚い系の美人さんでしたよね?男爵要素あんまりないような」


「そうでもないぞ。二人の良いとこ取りだ」


平和になった今だからこそ、飄々と図書館職員なんてやっているが、元魔術師団長のドルスコイ男爵と元公爵令嬢の娘であるアリアーナ。


ドルスコイ男爵は20年程前の魔族との戦い

で、魔術師団長として辣腕を振るいながら軍師としても優れた力を見せたらしい。


それはそれは冷酷で、情け容赦ない戦いぶりだったと聞いている。


味方にとっても(皇帝陛下談)


それもこれも身分違いのこっそり愛を育んでいた訳あり公爵令嬢の平穏を守りたいが為ときた。


そのお陰で、平和になったのはよかったが、色々すったもんだあって、国外に2人で駆け落ちしそうになり、なんとか引き留めて今があるらしい。


見た目と性格は夫人、魔力は別として、頭脳は男爵に似ていると思う。














アリアーナさん平凡じゃないっぽいですよ

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