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~2~

「男爵令嬢風情が皇太子殿下に近づくなんて。身の程を知りなさい」


「地味眼鏡の癖に」


ここはどうやら物置小屋。


なんと、皇太子殿下が立ち去ってすぐ、数人のご令嬢に取り囲まれ、あれよあれよと閉じ込められてしまいました。


最近流行りのロマンス小説の悪役令嬢のようなセリフと共に。


「今日は人生ベスト3に入っちゃうような事が2回も起きるなんて…」


さて、どうしたものでしょう。


一応扉を動かしてみますがびくともしません。

窓から出られるかもと思いましたが、高い位置に明かり取り用のものしかなく。


「もしーどなたかいらっしゃいませんかー?」


扉を叩きながら叫んでみますが、人っ子一人通りません。


よくこんな閉じ込めるのに最適な部屋を知っていらっしゃるわ。


悪役令嬢ってすごい。


これが本当のヒロインさんなら、颯爽と助けが来て、恋のスパイスになるんでしょうが、なにぶん閉じ込められたのが私って…


「まあ夕方になっても家に帰らなければ、お父様もお母様も心配して探してくれるでしょう」


そんな風に思っていました。


この時は…




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