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~15~

どうしたものか、視線をさ迷わせていると、



ーダンッ



っひぃっ!


ななな何か足元に刺さりましたー。


「きーさーまー…なぜアリアーナの手を握っている!貴様なのか?貴様なんだな!よくもきーさーまーーーー!


お父様?!


貴様連呼はやめてください。

不敬です。危ないです。

なんで氷の槍を魔法でいっぱい作って背後に背負って飛ばしたんですか!


危うく刺さるところ…


って何殿下に向かって飛ばしているんですかー


ちょっと護衛の人何やって…ってそっちにも飛ばしてるー!


そもそもこんなこと出来たんですか?


図書館の職員て実は強者揃いなんですか?


殿下は両手を上げて無抵抗の意を示しつつ華麗に避けています。


護衛の人たちは足止めされて殿下を助ける事が出来ていません。


…どうしたら…



ーぱんっ



半分ハゲた森に、手を打つ音が響くと氷の槍が砕け散りました。


あら綺麗なんて思ったのも束の間…


聞き覚えのある、冷たい声が響いた。


「旦那さま?」


さっきまで無双状態だったお父様が、びくぅってなってる。


わかる。わかるよ。こういう感じで呼ばれる時って本当に怖いよね。


口角に笑みを浮かべて、こてんって可愛らしい仕草なのがより一層怖い。


目が笑ってない。


お母様、あなたは平凡な男爵夫人ですよね?



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