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聖剣の担い手探し  作者: かざむき
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13.いざ、キャンプ場へ!

ファルの話も終わり、アルマスは気になったところを質問し始めた。


「ダカス団長の能力は物を創造することであってますか。」


「おしい!記録したものを出現させる能力らしい。出現させたものも長くは存在できないらしいしな。怪物との戦いでは発射寸前の大砲とかをコピーしたらしい。」


「ダカス団長って何かの混血とかだったりしますか。」


「知る限りでは、純粋な人間だ。」


「後、話の最後、ダカス団長が怪物の首を斬り落として終わってますが、只のロンクソードで斬れる大きさではないと思うんですが?」


また、アルマスが質問するとファルは困ったという顔を見せた。


「そこか~。よく言われる。で、実際に遠くから双眼鏡で見てた俺もよくわからんかったんだ。だから、先週聞きに行ったんだ。どうやったのかてな。そしたら、」


「俺は斬撃を飛ばしたぞ。」


アルマスは自身の後ろから声が聞こえ、焦って振り向いた。そこには銃に目が釘付けになっているダカスがいた。


「で、ファルよ。その銃というやつ、数に余裕があるなら一個持ってきてくれ。記録したい。」


「分かりました。」


ファルは話を中断して武器庫へ駆けていった。


「運び屋よ、貴様が戦う者でないなら忠告しておくぞ。」


ダカスは突然アルマスに語りかけてきた。


「現在、大陸では五年前に俺が討伐した怪物レベルが大量に出現する可能性がある。滞在させといてなんだが、すぐ、帰ることを進める。」


アルマスは言い返した。


「もう、二回会いましたよ。」


ダカスはハクのほうを一瞬気にして、


「忠告は不要だったな。確かにあれはヤバイ。勝てる未来が見えん。」


呆れていた。そして、何かを言おうとしたとき、


「ダカスさーん、銃持ってきました!」


ファルが銃を武器庫から持ってきたため、ダカスとの対話は終了した。

 話を切り上げたダカスは銃に目を輝かせてファルへと駆け寄っていく。どうやら、ダカスはファルの話や説明書などから、銃の仕組みや材料などを把握していっているようだ。


 夜通しで手伝いった後、任された手伝いも終わってキャンプ場へ戻る準備をして門へ行くとそこには既にワルドとハクがいた。辺りは少しずつ夜が明け、明るくなってきている。


「ダカスさん、アルマス、まだかな?お、アルマス、ダカスさんは?」


ハクがこちらに問いかけてきた。


「いや、後もう少しで来るそうだ。」


アルマスはハクらに駆け寄り答えた。


「ダカスさんの砲撃やヴァルナさんの弓も凄かったぞ。百発百中させる人間って本当にいるだな。」


ワルドはダカスの砲撃とヴァルナの命中率に感心していた。


「ダカスさんは五年前に特殊個体の怪物を単独で討伐してるとファルさんから聞いたぞ。能力も発現させてるようだ。」


アルマスはファルから聞いたことを軽く話した。


「やめろ、やめろ」


話していると、ダカスが若干照れ気味に割り込んできた。


「本人の前で話すな。部下ならまだしも部外者に広がるのは恥ずい。」


ダカスは話を止めて、ファルとヴァルナに挨拶した。


「一晩迷惑をかけた、また遊びに来る。それじゃあ!」


ダカスとアルマス達は砦を後にし歩き始める。行きとは違い補給物資とかいう大きな荷物はないのでかなり楽そうだ。

 砦から500m辺りでダカスはとあることが気になった。


「お前ら、今何時くらいだ?」


「明るさからして7時半くらいだと、あ、時計あった。7時55分です。」


アルマスが答える。


「この中にハロンクが何時までに帰ってこいと言っていたか覚えている奴はいるか?」


ダカスが問いかける。


「8時には帰ってこいと言ってたと思うぜ。」


次はワルドが答える。


「最後にここからテントの距離は?」


ダカスはハクを見て問いかける。


「ざっと、50kmぐらいでしょう。」


ハクが答えた瞬間、四人の空気が変わる。


「十頁、陣は5個ほど自身に固定、対象俺、実体化、身体強化、五重起動」


アルマスは唱える。ハクは白い獣、ワルドは黒い怪物になる。アルマスはハクに跨がる。そして、ダカスは靴の裏に小さな箱を出現させ、、、踏みつける。


ドゴーーン!


爆音と共に二匹と一人が駆け出す。


草原には白と黒、そして爆煙の線が走る。アルマスは彼らに身体強化、疲労回復をかけ続ける。

この調子なら間に合いそ、あ、ダカスが転んだ。

 



一方キャンプ場では、


「おはよー、風丸。よく眠れた?」


「おはようございます、カノン殿。昨晩はよく眠れました。」


カノンと風丸は朝の挨拶した。


「風丸。予想なんだけどさ、ダカスさんやアルマス達って時間守るために最後大急ぎでこっちに向かってくるでしょ。風で減速させるべきかしら?」


「ぜひお願いします。」


突然、風丸の後ろから声がした。


「ハロンクさん!?」


カノンは驚いて大声になってしまった。


「驚かせてすいません。で、ダカスのバk、ゲフンゲフン。団長は足の裏で小爆発を起こして移動するので、勢い余って通り過ぎたときの音と衝撃波が結構凄いんです。できるなら未然に止めるか、なんなら押し返して貰っても、軽い怪我をさしても構いません。ぜひお願いします。」


「分かりました。全力でやります。」


カノンはハロンクの提案に乗り、作戦を提案して、三人はスタンバイした。



一方アルマスらは、


「ヤバイヤバイ残り10秒!!!ハクお前、ラストワンだろ!もっと速く!!」


アルマスは叫ぶ。彼の後ろにはワルドもダカスも乗っていて、もっと速くとハクを急かしている。


「これが回りの影響を考えたら限界だよ。でもこの速度なら間に合うはず!!」


キャンプ場が見えてきた。


「「「「よし、間に合う!!」」」」


四人の心が一つになった瞬間、真上に風丸とカノン、ハロンクが転移してきて


「めり込め!!」


彼らをとても強い下降気流によって加速されたハロンクの巨大ハリセンが襲った。

 彼らは地面にめり込み、何とかキャンプ場に突っ込むという事態は避けられた。


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