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聖剣の担い手探し  作者: かざむき
11/92

10.トラブル発生


「なあ、こいつら半殺しにしたけど問題ないよな?」


ワルドは問い掛ける。


「正当防衛だから問題ない。結界は張っておいた。」


アルマスは右手に剣、左手に杖、空中に本を浮かせて答えた。


「殺してないから問題なしというか、優しくらいだと思うよ!」


ハクは兵士の鎧を興味深く見つめながら答えた。


「転移して逃げますか?」


風丸は逃げる気満々で答えた。


「風丸!今すぐお願い!」


カノンは風を結界を纏わせ防御面を強化しながら、風丸に賛成した。

 今現在、彼らはジャングルの中で話しており、辺りにはたくさんの兵士が転がっていた。原因は大猿の群れの殲滅中にワルドが兵士に誤射されてしまったことにある。ちなみに兵士から見てワルドの持つ尻尾だけが見えた状況だった為に起こった悲劇であった。反射的に、特に傷のないワルドは反撃し、誤射した兵士を殴り飛ばした。当然、周りの兵士はワルドに矢を射って無力化しようとする。流石にカノンらも気づき始め、兵士を妨害、気絶させていく。応援も来たがそいつらも全員倒した。そして今に至る。


「おい、この紋章って、こいつらタノラの奴らじゃね?」


アルマスは兵士の剣を見て言った。


「タノラってことは私達、今リアナ地域にいるってこと!?」


カノンは海喰いによって流された距離に驚いていた。


「君たち落ち着いて。なんか凄い勢いでこっちに落ちて来てる奴がいるよ。」


  パリン!

       ドーーン!


ハクがアルマス達に警告した瞬間、結界は破られ、鎧を身に付けた黒髪の男が降ってきた。


「会議から逃げてきた団長ことダカスだ!部下共と交戦してた旅人とはお前らだな。部下は、、全員死んでないようだな。迷惑かけたな。ここから5kmほど行ったとこに我々の拠点がある。詫びとして招待しようじゃないか!」


ダカスの怒涛の喋りにアルマス一行はただ頷くことしかできなかった。


「対象全員、疲労回復、起動」


アルマスは全員を魔法で回復させ、アルマス一行はダカスに率いられテントのある草原へと向かった。


「アルマスと言ったか?貴様らはどうしてここにおる?」


道中、ダカスがアルマス達に質問してきた。


「俺達はもともとハルル諸島から大陸南部のトテラ港を目指していましたが、ハルルが出現したためにリナア海岸に流れ着いたという感じです。」


「近場で龍が死んだのか!不運だったな!」


「殺したのこの人らしいですよ。」


ハクがワルドを指差して言った。ダカスは笑い転げた。その後も話は長く続いて、


「運び屋夫婦に鬼の混血、ワルナトロティカの末裔、最後の一(ラストワン)ときた。一般兵士がぼこぼこにされる訳だ。」


ダカスはさらっと問題発言をした。アルマスとカノンが反応する。


「「夫婦ではない!競争相手だ!!!」」


「なんだ、息ぴったりではないか。」


ダカスはツッコミを入れ、ワルドや周りの兵士は笑っていた。ハクは


「僕はラストワンとは名乗ってないよ。どうして分かったんだい?」


と疑問符を浮かべたが、場の空気に流されて返答はなかった。


 一行はジャングルを抜け、テントがちらほら見えてきた。


「貴様ら、そろそろキャンプ場だ。」


テントに付くとダカスは白髪の男に捕まり、


「ダカスさん、会議から逃げるのは止めてください!あなたは会議もまともに受けられないですか?」


「ハロンクよ、落ち着け。この5人が例の旅人だ。客人としてもてなしてやってくれ。」


「分かりました。あっ、逃げなあでくださいね。後で説教です。」


すると、ハロンクはアルマス達を見て、


「我々の兵士が失礼しました。第五騎士団副団長のハロンク=マロンスです。」


その後、カノンとハロンクは話し合い、アルマス達はキャンプ場で1日、客人として滞在させてもらうことになった。



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