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白い子どもたちの歌

光徒歴程(原典)第二章『ay sies ig』より


可哀想な白い子どもたち


一羽の鳥と青い炎

一羽の鳥と青い炎


一条の線が空を砕いた


永遠の命を打ち砕いた


可哀想な白い子どもたち


故郷を失くして 遠くの地へ


楽園を壊したのは

一羽の鳥と青い炎


知ることを畏れぬ愚か者のために


可哀想な白い子どもたち


自由を失くして 遠くの地へ


楽園を壊したのは

一羽の鳥と青い炎



________________________


アリスタルコス、エラトステネスに伝わる古い童歌。

光を嫌い、疎むアユ・シエス・イグの民の間で語り継がれるのは、イガルを讃える歌ではなく、楽園と自由を奪われた悲しみの歌でした。

星の民はイガルの加護を受けながら光を拒んだイグの民を、険しい山の向こう、及び遠くの島国へと追いやりました。今でもイグの民は差別対象となることがあります。


イグの民は星の民を「裏切り者」と呼びました。


イグの民の中には、ネガルを信仰する者もいます。

悲しみを共有する同胞として、ロストに友好的な者も少なくありません。

故にアリスタルコスは異端の地と呼ばれ、余所者を拒むのです。


光と共に生き、イガルの加護を受け入れた星の民。

光を遠ざけ、イガルの加護を受けながら異端とされ故郷を追われたイグの民。

星の子の戦争によって命を落としたロスト。


彼の者たちが和解するときは来るのでしょうか。


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