キャラ設定 第1章終了時点
〇ノエル・レイフィールド
種族:人間
年齢:10歳
見た目:黒髪・灰色の瞳。顔は年相応のあどけなさを残すが、年齢以上に大人びた冷静な目つき。
主人公。
前世は平凡な会社員で、特に打ち込むこともなく流されるまま生きてきた。
死の間際、「誰の記憶にも残らないまま死ぬ」虚しさを痛感し、転生後は「この世界では、自分にしかできないことを成し遂げたい」と強く願うようになった。
幼いながらも前世由来の知識と計画性を駆使し、領地経営や人材登用に取り組む。
内面では家族や仲間への情が強い。
「俺は、俺にしかできないことをやる」
〇エルミア
種族:エルフ
年齢:外見は10代後半(エルフは長命種のため、実年齢はさらに上と推測される)
見た目:銀白色の髪を背中まで伸ばし、紫がかった瞳。細身で小柄。
ノエルに拾われて名前を付けられた女性エルフ。
剣術・魔法に秀で、特にエルフ特有の精霊魔法の扱いに長ける。
冷静沈着で礼儀正しいが、内心ではノエルに恩義を感じ、主君として忠誠を誓っている。
その行動や判断は理詰めで、他者の感情に流されることは少ないが、気を許した相手には優しさを見せる。
「命を預けると決めたのです。迷いはありません」
〇フィーネ
種族:アルラウネ
年齢:外見は5歳前後の少女(植物種のため年齢概念は不明)
見た目:淡いミントグリーンの髪を腰まで伸ばしたウェーブ。エメラルドグリーンの瞳。肌はうっすら緑がかった白磁色で柔らかな光沢がある。頭頂部の若葉の飾りは自生している葉。
ノエルが魔力を込めて育てた植物から生まれた。
陽光と水を糧に生きるが、人間の食事も取れる。
純粋無垢で好奇心旺盛、感情表現が豊か。
周囲の植物の成長を促進する“魔力波”を無意識に放ち、畑の生育を加速させる。
ただし体調や感情によって影響が変動する。
「おなかすいたー! ……あ、でもおひさまでもいいよ?」
〇アベル・レイフィールド
種族:人間
年齢:40代後半(実年齢より老けて見える)
見た目:黒髪にわずかに白髪が混じる短髪。深く落ちくぼんだ目元。痩せぎすな体。
ノエルの父で現レイフィールド領の領主。根はやさしい。
王都からの扱いに疲弊し、領地に希望を持てなくなっているが、息子の行動には静かな期待を抱いている。
「……ノエル、好きなようにやりなさい」
〇シエラ・レイフィールド(故人)
種族:人間
年齢:享年30代前半
見た目:ノエルと同じ黒髪と灰色の瞳。柔和な雰囲気の女性。
ノエルの母。体が弱く、ノエル誕生と同時に亡くなった。
〇カルラ
種族:人間
年齢:60代
見た目:白髪、きりっとした目つきの真面目そうな女性。
レイフィールド家のメイド長であり、影の女帝。
ノエルのやることに振り回されながらも、その未来に期待している。
「坊ちゃま、次は何をしでかすおつもりです?」
〇クロエ
種族:人間
年齢:20代前半
見た目:黒髪を三つ編みにした、控えめな雰囲気の女性。
レイフィールド家のメイド。礼儀正しく、作業はそつなくこなす。
「……お茶をお持ちしますね。少し熱いのでお気をつけください」
〇ミナ
種族:人間
年齢:10代後半
見た目:淡い茶髪のショートヘア、小柄で快活な表情が印象的。
屋敷付きの若いメイド見習い。
まだ仕事に慣れず失敗も多いが、明るく前向き。
「やります! ……たぶん、今度こそは!」
〇クラウス・ドレイグ
種族:人間
年齢:30代後半
見た目:栗色の短髪に整えられた口ひげ。仕立ての良い服を着こなすが、表情には常に倦怠感が漂っている。
王都から派遣された視察官。
任務に対する熱意は薄く、辺境の地を軽視している。
王国の一般的な価値観に染まっており、亜人種を毛嫌いしている。
任務中でも不満を隠さず、何かと王都基準で物事を判断しがち。
「なぜ私がこんな辺境領に……。全く理解に苦しみます」
〇カジ、ユーリ、マルタ
レイフィールド領の村人たち。それぞれに農作や狩猟、交易などの役割を担い、領の暮らしを支えている。