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第1話 言葉
初投稿なので少し緊張します...
『この絵描いた子才能ないよ』
それは中学の美術部最後のコンクールだった
審査員じゃないコンクールの絵を見に来た人が、
吐いた言葉
『こんな絵でよくコンクール出そうと思ったよね〜』
今なら知らない人の言葉と割り切れる
それでもその頃の私はまだまだ子供で、
心の余裕が無かった私にはその言葉は心を抉る言葉だった。
『絵描くのやめちゃったの?』
『あんな言葉気にしないで葵ちゃんの好きな絵描こうよ!』
好きだった絵すら嫌いになって
『なんでやめるのさ!!
あんな言葉でやめる必要なんてないよ!』
『僕葵ちゃんの絵が大好きだよだから辞めないでよ!』
幼馴染は最後まで
私が絵を描く事をやめるのを反対していたが
私は絵を描く事をやめた。
私は美術部のない学校へ進学
幼馴染は県外の学校へ進学、
その際進学先の学校近くに引越し、
進学先が県外のため会う事が難しく
そして私も幼馴染も学校が忙しくなり連絡も、段々としなくなっていった。
それから1年が経ちーーー