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僕の好きな夕陽だった

作者: 朝焼 悠

今日は

僕の好きな夕陽だった


同じ日なんて

一日たりともない

同じ景色は

二度も見ることはできない


そこに

好きや嫌いなんて

ちっぽけな

個人的な感情で

一期一会の景色を

判断するなんて

なんたることだ

とも思うんだけど


今日は

僕の好きな夕陽だった


別に良いこと

なんてなくて

手応え

なんてなくて


相変わらず

至らないばかりの毎日で

苦しくて

俯いてばかり


でも

それでも


今日は

僕の好きな夕陽だった


それだけで

なんだか

救われた

得をした


そんな気には

なれないけど

それでも

今日は

僕の好きな夕陽だった

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― 新着の感想 ―
[良い点] 好きな夕陽に会えた時間とその日、素敵なことだと思います。
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