驚かせたい北崎さんのバレンタイン
試しに書いてみた。
今日はバレンタインデー。
ある場所に存在する本棚学園。
その工作部の部室に一人の少女がいた。
「フフッ、北崎君、喜ぶかな~」
バレンタインの日、
北崎は東山のためにチョコを作ってきた。
だが簡単に渡してもつまらないと思い、
ドッキリを仕掛けようとしている。
「君、このチョコただでは渡さないよ」
東山が罠に掛かるのを待つ北崎。
そしてその時が訪れた。
「先輩、ごめんなさい遅くなりました!」
扉を開け中へ入ろうとした瞬間。
「東山君、これが私からのバレンタインチョコだよ!」
北崎が持っていたチョコバズーカが炸裂する。
「うわあ!??」
チョコが東山の顔面に掛かる。
「ちょ、何ですかこれ!?」
「ねえ、どうどう驚いた?」
「いや、そりゃ驚きましたけど!」
「へへんドッキリ大成功!」
「はあ…、ドッキリですか」
「そう今日はバレンタインだからチョコをあげようと思ってね♪」
「まったく、と言うか先輩、これ顔がべっとべと何ですけど?」
「チョコまみれだね、……フッ…フフッ…」
東山は全身がチョコにコーティングされている。
「てっ言うか、これ大丈夫何ですか?」
部室の中はチョコが飛び散りひどい状況だ。
「大丈夫、これはチョコじゃなくて茶色の絵の具だから」
「いやそれも確かに心配だったんですが、これの掃除誰がするんですか」
「当然、私がするけど?」
「先輩…」
「けど東山君も手伝ってくれると嬉しいなー♪」
「…分かりました、手伝います」
「やったありがとう東山君♪」
「まったく本当に先輩は先輩ですね…」
「それどおゆう意味?」
「凄い人と言う意味です」
「えへへ、褒めてもチョコしかあげないよ!」
「あっいちようくれるんですね」
「ちゃんとしたチョコも
用意してあるんだよ!はいこれ」
そう言って東山にチョコを渡す北崎。
「ありがとうございます、あと…」
「なに?」
「どこで先輩、このバズーカどこで…」
「ああ、私の手作り」
「ええこれ先輩が作ったんですか!?」
今日も工作部は平和です。
いかがでしたか、
面白ければ良かったです。