表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

酒っタラ酒

作者: 織川 光

「すいません。」

 明るい元気な声で 店内に比奈の声が響く、

 心が洗われるようだ、

 店内は昭和をイメージさせるレトロな店。

 扇風機が懐かしい。 

「酒。下さい、誰か? 居ませんか?」

 店内をぐるり一周し、

「酒ったら、酒~。」

「はいな、お酒ね、、ちょっと待ってね。。」」 

 突然、店の奥から声がする。

声色はどう考えても、お年寄りだ

しばらくして、店の奥からは老婆が一人現れた。

「おお、お嬢ちゃんいくつだい。お酒は二十歳になってからだよ。」

 比奈はさすがに膨れた、 

「「何言ってるのおばあちゃん、比奈はこう見えても20歳の素敵な大学生、なんだからね。」

「二十歳かい、そりゃすまなんだねぇ、はいね、なんのお酒が欲しいんだい?」

「日本酒です。端麗で辛いの。」

「日本酒はココだよ」

 そういって老婆はとある棚の上を指さした。

 棚の上には確かに日本酒が置いてある。右にパックで左に瓶だ。

 比奈はパックの酒を手に取った、

「これ下さい。」

「はいよ、1100円ね」

 老婆はなれた手つきで酒を袋に入れた、

 空間が年を取ってしまっているようだ。

 忘れられてしまっているように、

 何気ない酒屋さんの一ページが懐かしい、

 「はいよ、お酒。」

 「それにしても、古いですね、」店の外観は古くて、お店やってるか不安になりました、

「やだ、よう」

  年を取るのは嫌なものである。                  

                   

                      ≪終≫


 


                      


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ