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前神先生シリーズ

前神先生!

作者: 夜乃紅華

今日は俺のクラスメイトのことを話そうと思う。


そいつの名前は(りゅう)。俺たちが高校生の時の話だ。

俺たちは高校一年の時の長期休み、とんでもない事を目撃した。


長期休みにも関わらずオンラインホームルームや、オンライン授業が多く取られていて、毎日のように課題をやらなきゃ終わらないような量だったんだ。

俺と友達はできる限りホームルームに参加していた。成績に関わるし、何より面白かったからな!



ほぼ毎日参加するうちに、なにかおかしいぞ!と感じたんだ。

最初は、ほんの少しの違和感だった。担任の前神(まえがみ)先生が流の名前ともう一人……ここでは名前を出さないでおく……の名前を執拗に呼ぶ事に気付いたのは多分俺と友達の加賀美だけだったんじゃないか?


前神先生は、はっきり言ってオバサンだ。悪い人ではないと思う。けど、なんて言うか……うん。男好きの印象は拭えなかった。最初の方から嫌な予感がしていたんだ。その時俺がどうにかしていれば、流も先生も助かったかもしれないのに。


悔やんでも悔やみきれない。



合図に気付いたのは休校期間も残りわずかとなった時。流がYesの枕を画面に写したのだ。

流は課題終わっていなかったのに次の日に提出はできた。これは、みんな不思議に思っていただろうが、俺は知ってる。体の関係を持ち、課題を手伝ったんだろう?

流がいる時は先生もお洒落してるし、みんなが見ている前でも二人の世界。砂糖吐くかと思った。


流は先生のことを好きだったのかは知らない。

そんなに仲良くないからな。



けど、生徒に手を出すか?普通。


流は、留年生の手塚糖子にも狙われてた。どちらがましか考えて先生にしたんじゃないのか?



包容力のある大人には憧れないわけじゃない。けど、卒業まで待たなかったら先生も処分の対象になっちまうだろうが!


キス待ち顔を画面にドアップすんな!

ペロッとか可愛くねーんだよ!

五十歳はいってるだろ。


画面に写ってないとこでナニをしていたのかは読者の皆様の想像に任せるぜ。


好きって言って 好きって言って。


曲が流れてきそうだぜ、まったく。


ものすごい歳の差がある恋愛で素敵~ってなるのは女の方が若いとかじゃないのか?


おばはんじゃ、しわしわでなんかヤダ……。




俺は副担任の先生の方が好きだ。

───────────────────

流はそれからも先生に、はまっていった。

最初は無理やり襲われ、体の関係を結ばれ脅迫されたことだったと知ったのはあれから五十年たった時の事だ。



そういうプレイにハマったのなら、結果としては良かったんじゃないか?

手塚糖子は流を奪われたと思って先生に攻撃してたけどな。


俺は百歳を超えた先生に話しかける。今はエネルギーを蓄えている期間中だから、応えないけれども。

「そうだろう?前神先生?」



後世、この人が恋する熟女(オトメ)として有名になったのも致し方ないだろう。

このあとどうなったのかは皆様のご想像にお任せします。

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