お葬式
「今日、これから教会に行くが、ロッタも一緒に行くか?まさかロッタがカーターと知り合いだとは、思いもせんかったよ」
ロッタは涙をぬぐいながら、頷き言いました。
「でもこんな格好だし、私なんかが行っていいのかしら?」
「大丈夫、わしとあいつは古い付き合いだ、誰も何も言わんよ、。服も娘のがまだあるから、それを着て行くとええ」
そう言ってベニーは再びロッタの頭に手を乗せました。
こうしてロッタとカステラはカーターの葬儀に参列する事になりました。
「ベニーさん!これでどうかな?」
着替え終え、ロッタがベニーのいる屋上に姿を現し言いました。そこには、お使いをすませてレオも待っていました。
「おーっ!ロッタはいつもオーバーオールだから!男みたいだったけど、やっぱ!女なんだな」
驚いた表情のレオが目を丸くして言いました。
「何よ!私だって、たまにはスカートくらい履くだからね!ねー!カステラ?」
「ところで、レオは行かないの?」
「俺は店番しないとならないから!埋葬の方に参列するよ、今日は物産展だから、店を閉める訳にいかないんだ」
そしてベニー、ロッタ、カステラはしばらくして、教会へと出かけて行きました。
ご意見、感想あったらうれしいです。




