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ロッタとカステラ  作者: つーぼー
16/20

ロッタとカステラ、初めてのお出かけ

ロッタは、カバンにスッケッチブックと水彩画の道具が入った箱を入れると言いました。


「これでよし、忘れ物はないわね、この前はスケッチブック、忘れて大変だったのよね、あっそうそうおじいさんにあげる絵も、持って行かないと」


とカステラに話しているのやら独り言なのか、喋りながら布包みから絵を取り出し、カステラに見せました。


「どうカステラ、上手に描けてる? おじいさん今日は来るかしら!あっっ!そう言えばカステラ、おじいさんの知り合いでなんでしょ?」


でもまだカステラには、説明するだけの語力がありませんでした。


「おじいちゃん!おじいちゃん!」


とだけカステラは叫びます。


「そうよね!おじいさん今日は来るかもしれいなわね」


そう言ってロッタはカステラを優しく包み、肩に乗せ階段を下りて行きました。




階段を下りると、ハンクおじさんとハンナおばさんは、まだ朝食の最中でした。


「この子がカステラ、鳥の友達なの」


「おはよう おはよう」


カステラのその言葉に、驚きながらハンナが言いました。


「あらやだ!おはよう、私はハンナよ、よろしくね」


「ハンナ!よろしく!よろしく」


さらに、ハンナは驚き、スプーンを落としてしまいました。ハンクもまた、驚いていましたが何も言いませんでした。


「これから、また噴水広場行くから、お昼はいりません、行ってきまーす」


とロッタが言っても、返事は返ってきませんでした。



まだ、朝だと肌寒い、ロッタとカステラの一日が始まりました。


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