表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

秋の桜子エッセイ

お空に向かいし僕のヘソ

作者: 秋の桜子

我が家のチワワ様が、可愛いくて、可愛くて、この場をお借りして叫ばさせて頂きました。

 ――――みーんみーん、じーわじーわ………


 お外から音が聴こえてくるのだ。これは怪しい気配では無いから、放って置いてもいいのだ。


 ―――――ぶろろろっ!きっ!ばんっ!


 はぅ!これはいけないのだ!世界の平和を守る任務を365日果たしているぼくは即座に行動開始!


 定位置の窓際から警戒音発動!頑張るのだー!


 山にこだましてる警戒音、今日も絶好調なのだ!気合いが入って来たとき違うのが聞こえてきたのだ。


 ―――――ぐぉーん、ぐぉーん、ぢやっぢゃっ


 ん?敵は去ったのか?この音は怪しい気配では無いのだ。「草刈り」の機械の音なのだ。


 田舎住まいのぼくはちゃんとしってるのだ。任務の為お外には出ることは少ないけどな、


 ふぅ、しばらく戦士は休憩とらなくては、ぼくは特別控え室に用意してあるお水を飲みに行く。


 …………チャカチャカチャカチャカチャカチャカ


 ペットボトルから飲める道具が取り付けてあるのだ。その姿を見て上手に飲めるなぁ、と誉めて貰うぼくなのだ。


 さぁ、水分補給も終わった。ここはしばらく仮眠を取らなければまだ小さきぼくは疲れてしまう。


 夏場用のちめたいマットレスをぼくの定位置に設置してるのでそこで休むとしよう。


 ………はうぅー、気持ちいいのだーゴロゴロ、ダレダレー、しかしぼくのくつろぎタイムはそんなに続かない!再び!


 ―――――ばんっ!ぎっ!ぶろろろっ


 何奴!せっかくの休憩時間を邪魔するのか!再び警戒音発動!全くせわしない、しかしこれも世界の平和を守るための試練、頑張るのだ!


 頑張るのだー!あっ?あり?敵は去ったのに終了出来ない!こうなると自然に収まるまで待つしかない………


 はうはう、やっと終わった。少し頑張り過ぎたのだ。頑張り過ぎて止まらなくなる「スーパービクトリー警戒音」迄発動してしまった………


 これからは気をつけなくては、小さきぼくは疲れ果ててしまう。


 さぁ次こそはゆっくりと休もうとするのに、


 敵は次々来るのだ!赤い単車、荷物運びの猫族等が、ひっきりなしに襲来してくる!


 その度に、警戒音発動してるぼくの任務は果てなく過酷だ、今日のおやつは高級なお肉の干物をねだってみよう。


 栄養補給しなくてはやってられないのだ。普通の干物ならその辺にポイッして


『うるうるビーム』発射したらチョロいご主人様は即座に高級干物出してくるからな、それなら最初から出せっと思うのだ。


 お利口さんだから、ポイしたのも後でちゃんと食べる、好き嫌いはいけないのだ。


 ――――さぁ、栄養補給も終わった。はうーお昼寝するでちよー


 ゴロゴロー、ダレダレ、ゴロゴロー


 のびのびー、のびのびー、のびのびーお腹が上になってくー、


 はうぅー、戦士の休憩なのだー。



 ……………「まーた、大の字で寝てるし、可愛いから写メっとこう」


 飼い主が目にした愛犬チワワ様は見事な大の字で無防備な寝姿をさらしていた。しかも可愛いお目目は半開き。


 …………ぴす、ぴす、ぴー、ぴす、ぴす、ぴー


「あ、あ、あ!か、可愛いー!可愛いー!可愛いー!」


 当然あられの無いお姿は次々撮影され、携帯へと保存されて行く。



 ――――――「ヘソ天」我が家でそう呼ぶワンコ様の寝姿、


 おヘソを上へと向けて、前足はうらめしやースタイル、熟睡したら、万歳スタイルへと変化する。


 その警戒心皆無のワンコ様を見た飼い主は!


 それはもう!可愛くて、可愛いくて犬馬鹿街道まっしぐら…………


「終わり」『わんわん』








































評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] >それなら最初から出せっと思うのだ。 そんなもんですよね (*´▽`*) ほのぼの楽しかったですワン!!☆彡
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ