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異世界最強の暗殺者  作者: 明けの明星
第一章・暗殺者
5/15

家族との団欒

俺がここに来て約2周間。だいぶ家族達と馴染めてきた気がする。

分かってた事は三つ。

俺の名前は『ティエル・ハフィーリエ』という事。

貴族である事。

今の俺は異常な位の強さを持っている事。

最後のについては分からないだろうが、例えば、コップを持つと取っ手が割れ、跳躍すると5メートルは軽く飛ぶ。

…まあ、日常に支障はきたしてないからいいけどさ。力込めなければいいだけだし。

色々とあるが、問題はない。強いて言えば__。


「ティルにぃ〜遊んで〜!」


妹可愛すぎて萌え死にしそう。一花とは遊ぶ事がなかったからなぁ…。悲しい事もあったが、今度は全員を守りたい。無理だとしても、必ず、命を削る事さえも厭わない。血に塗れようと____。


「ティルにぃ?」

「あ、ああ、何で遊ぶの?」

「おままごと!」

「うん、わかったよ」


それにしてもあの時に言っていたステータスとかってなんなんだろう。気になるし、あとで誰かにでも聞くかな。

妹との児戯が終わり、夕食を食べている最中に聞いてみた。


「あの、ステータスって何ですか?」

「あれ、教えてなかったか?」

「いえ、記憶にないもので…」

「ふむ、まあいい。ステータスとはその者の能力値。高ければ強いし、低ければ弱い。実際、ティルのステータスは通常値で平均だった。もう問題はないだろう」


へぇ、今ので大体分かった。平均か〜、鍛えるかな。パルパークできなきゃ襲われた時とか逃げられねえもんな。でもあの跳躍力を鍛えても意味ないし、筋力も申し分ないし、意味がないか。やめよ。


「あら、一つ抜けているものがあるわよ」

「あれ?……スキルか!」


スキル?また変なのが出てきた。スキルって言うとヴォー◯ルストライクとか、スターバー◯トストリームとか出てきたんだけど。暗殺の間際に読んでたラノベのせいか?


「まあ、あれだ。スキルはその個人が固有で持っているものや後天的に得る場合もある。戦場で活躍すれば剣術、槍術、格闘などが手に入り、商業系の仕事をしていれば商業系のスキルが手に入る。そんなところだ」

「それと得られるのは三つまでって事もね」

「なぜ三つなのですか?」

「わからないわ、それは色々とあるのではないかしら」

「そんなものですか」


そんな感じで家族とは会話が終わった。

俺は自分の部屋に戻り、手にナイフを取る。それは前世では「コンバットナイフ」と呼ばれていた物の形をしていた。これが一番しっくりくるのでこれにした。

壁に掛けてある的向けて手がブレる速度で放つ。真ん中へドンピシャだった。


「訛ってるかとも思ったけど、早々離れない物だね…」


これもスキルの恩恵だろうか。何もやっていなかったというのに当たるとは。


「ふぁ〜、疲れた。風呂入ったら寝よう」


風呂に入った時に妹が乱入して一緒に入ったのは余談である。

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