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幸福増進剤  作者: 328
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吉井慶太(19)




俺の家は、他人から見れば「幸せ」「裕福」「金持ち」


こんな感じだと思う。




実際、俺は「幸せ」とは思ってない・・



だが、不幸とも思わない。



人生がつまらない・・






一生このまま生きていくのだと思うと

嫌でたまらなかった。


だから俺は黙って家を出た。


治安のいい街ではなかったから、世間一般で言う悪い仲間って奴も沢山いた。


その中で1番仲が良かったのが峯岸拓真。


こいつは、情に熱く涙もろくていい奴で俺は好きだった。


俺が悩んでいたり、落ち込んでいたりすると一番に気付いてくれるそんな奴だった。



家を出てすぐ拓真に電話し、簡単に家出の説明をしたら


しばらく拓真の家に住めることになった。



拓真は中学の頃に両親を亡くしてから

ずっと一人暮らしだった。


そんな拓真の家は ’不良の溜まり場’そんな感じだった。




拓真の家に住み一ヶ月近く経った頃だった・・




「腹減ったなぁー」


「やばいな、俺もうお金尽きた」


「稼げるバイトねぇかなー」


「遊んでお金もらえりゃいいのに」



そんなくだらない会話から拓真と俺は

夜の世界で働くことになった。





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