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序章①~ハジマリ~

この作品が私の処女作となりますので文法上無理がある表現をしている場合や、誤字・脱字等ありますので、ご指摘の程よろしくお願いします。

また感想などがありましたら是非よろしくお願いします。

それは遠い日の忘れ去れた思い出――

少年は七人の『ヒト成らざる者』達に出会った。


一人は白銀の髪の青年だった――


一人は美しい金色の髪の少女だった――


一人は黒みがかった青色の髪の少女だった――


一人は漆黒の髪の青年だった――


一人は血のような真っ赤な髪の少女だった――


一人は茶色の髪の青年だった――


一人は緑色と言う珍しい髪の青年だった――


彼等は別れ際にこう言った。


『必ず十年後に迎えにいく』と。

それは遠い日の約束――

そして、少年は誓った――


「必ず待ってる」と。


彼等はその後少年の下から去っていった。

確かな信念を胸中に秘めながら………



   *     *


俺は現在戦っていた。

形ある物ならまだしも姿形の無い純粋な恐怖という存在と。


「クソッ、姿形が見えないんじゃあ此方からは手が出せないじゃないか」


俺、桐生 魁は軽く舌打ちしながら言った。

手には俺には不釣合いな大きさの回転式拳銃が握られていた。

コレは俺自ら設計、製作したこの世に二つとないオリジナルのモノだ。

しかし、いくら威力が強かろうが目標に当たらなければ意味を成さない。

どうにか逃げようと細い路地に入り〝奴〟を撒こうするが気がつけば後ろに"奴"がいる気配がする。


「いい加減姿を見せやがれ!! この卑怯者が!! 」


挑発してみても何の反応も示さない。

その瞬間何かが振り下ろされる音と同時に俺の右肩に激痛が走った。

触ってみると赤黒いドロッとした液体が俺の右肩から流れ出ていた。

それもだいぶ深かったらしく肩からは止まることなく血が流れでいる。


「っ!! これは本格的にヤバイかもな…… 」


先程から細い路地に入り逃げ回っているが血が足りていないのか意識が朦朧とし始めている。

策を練ろうにも頭が回らない。

しかし〝奴〟は追い討ちをかける様に再び凶刃を振り下ろそうとしている。

ん? 待てよ。何故見える? "奴"の攻撃は見ない筈ではなかったのか?


「そうか!! 俺が斬られた時の血液が付着しているのか。それなら対処も簡単だ」


鎌を振り下ろそうとしている〝奴〟を尻目に俺は右手に握ってある回転式拳銃、通称リボルバーのハンマーを倒し、

躊躇無くトリガーを引いた。

火薬が破裂する音と共に音速に近い速さで発射された弾は"奴"に命中した。


《дhyhwgうぃjあlくぃjahqyhqlpじjw―――――!!!!》


おおよそ人間とは思えない奇声を上げ〝奴〟は倒れ、姿を現した。

その姿は漆黒の鎌を持った俺と同じくらいの年齢の少女であった。


「嘘だろ………まさかこんな子が正体だったとはな。とりあえず鎌は危ないから没収っと… 」


死神(仮)は息はしているようだが気絶しているだけのようだ。

しかし俺が撃った時の傷は既に塞がり始めていて、外傷はほとんど見られなかった。

とりあえず鎌を没収してその場から逃げるように離れた。




数分も歩いているうちに大通りに出たので、未だに血が止まらなく意識が朦朧としている身体を引き摺りながら俺は自宅へ向かった。

幸運なのか、それとも不幸なのか真夜中と言う時間帯故に歩いている人など一人もいなかった。

こんなところを誰かに見られると色々と厄介なので足早に自宅へ向かった。

しかし、足取りは重く一歩踏み出すだけで肩に激痛が走る。

そのため鎌を杖代わりに使いながら俺は歩いていた。

何とか家の玄関の前まで辿り着いたのだが、


「……何故お前がそこにいる?」


俺の目の前にいたのは先程まで気を失っていた筈の少女だった。

しかし、まだ俺に撃たれた時の傷がまだ完全には塞がっていなかったようだ。

それは当然だ、何せ俺が設計したリボルバーは殺傷能力を高めることと操作性を重要視して作ったものだから。

その威力は並みのマグナムよりは高い威力と射程距離を持つ。

普通に人間に撃ったならば何処に当たろうとも必ず失血死間違いない、それぐらいの代物だ。


しかし、それにも関わらず彼女は一歩一歩俺に向かってくる。

急いで俺はリボルバーのハンマーを倒し、もう一発撃とうとしたのだが血を流しすぎたせいか

そのまま気を失ってしまった………



どうでしたでしょうか?

現在では「これ異世界にいってなくね?」と疑問に持つ方もいるかもしれませんが、実際の所主人公が異世界へ行くのはまだまだ後ですwww


感想もらえると嬉しいです。

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