第3話 いざ王都スパクアへ
第3話 いざ王都スパクアへ
それからあっという間に王都スパクアへと向かう日がやってきた。
「レイス、そろそろ出発するが準備はできてるか?」
「はい、父上着替え用の服、下着を用意し護身用の剣の手入れをしていたところです」
この数日、少しばかり剣技の練習をしていたので野盗でも出てくれば腕を試せるんだがな。
「そうかではもう間もなく出発だ忘れ物がないか最終確認をしておけよ」「分かりました」
俺の持つ技能武具生成Ⅰはイメージした武器を作り出せるというものだが熟練度が低いと材料が必要となる上に性能もそこまで高くないものしか作れないみたいだ。本によるとこの世界の武器と防具はそれぞれ
武器 防具
初級 劣等
中級 標準
上級 良質
超級 超良質
神級 神級
と格付けされていてどんなに腕のいい職人でも超級・超良質以上を作ることは出来ずそのような品は名家に代々受け継がれてきたものであったりダンジョンの隠し部屋にあったりとなかなか手に入らないようだ。
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馬車に乗り王都へ向かう旅を続けて3日目ついにそのイベントはやってきた。
いきなり馬車が止められいかにもといったセリフが耳に飛び込んできた
「おうおう、随分といい馬車に乗ってるじゃないか命が惜しけりゃ金目のもん出しやがれ!」
「父上、あの人たちどうします?」「そうだなせっかく鍛錬していたのだからレイスお前が捕縛してきていいぞピンチにはならんと思うがいざとなったら助けてやる」
「ありがとうございます」そういいながら内心俺はガッツポーズを決めたいのをグッとこらえ馬車から降りた。
「あぁん?なんだガキなんのようだ?」
「俺がお前らの相手をしてやるかかってこい」
「なめてんじゃねえぞガキ!お前らやっちまえ!」そんなセリフを吐きながら5人の野盗たちが襲い掛かってくる
それらの攻撃をかわしつつ道端に落ちていた枝を拾い剣を作る
ウッドソード
精練度Ⅰ 攻撃値+10
まあまあの出来だなそう思いつつ振りかざされた攻撃をウッドソードで受け流しつつ魔力で強化した拳を相手の腹にめり込ませる「んだこのガキ強いぞ仕方ねえいったん引くぞ」
そう言って逃げようとする野盗たち
「させねえよ」といい魔力で強化した足で一気に踏み込み距離を縮め斬りつけ野盗たちを捕縛した
「なかなかいい動きだったぞもちろん改善の余地はあるがな」
そう言って父は俺をほめてくれたその後は何事もなく旅を続け海岸沿いにある湾岸都市コースタルへとやってきた
「長旅で疲れているだろうがこのままマリナーに乗りスパクアへ向かうぞ」コースタルについて早々に俺たち家族は潜水艦へと乗り込みスパクアへ向けて海の中に潜っていくのだった。そして2日後1週間の旅の目的地王都スパクアへとたどり着くのだった。
「ところで父上俺たちはどこに泊まるのですか?」
「それはなお前の2番目の兄ルークが経営している宿だよけっこうはんじょうしてるんだとそこで長男のフロウと合流するぞなんやかんやあいつらも忙しくてな写真でしか顔を合わせられなかっただろう?」
そういわれるとそうだ長男は王国騎士として次男は人気旅館経営者として日々多忙な毎日を送っているので今まで会う機会がなかったのだ
初めて会う兄達はどんなだろうと期待で胸を膨らませながら
宿へと向かうのだった
やっと3話目です!これから文字数も多くしていけるよう頑張ります!