第2話 転生先の国家事情
第2話 転生先の国家事情
俺がこの世界に転生して約7年の月日が流れた。俺はアビステリア王国のミスティ村の領主、クレセント家の三男として生を受けたらしい。
この村は海沿いにあるため漁業がそれなりに盛んなようだ、この世界は魔法と科学技術がそれなりに発展しており島国として存在しているこの国の王都は海の中にあるようだ。そして今日俺、レイスは七歳の誕生日を迎える。
「「レイス、誕生日おめでとう!」」そう両親が祝ってくれる事に気恥ずかしさとどこか懐かしさを感じた。
「この国ではな七歳の誕生日に魔法水晶を送る習わしがあるんだ」 「魔法水晶ですか?」
「あぁ、魔法水晶というのはな魔法が封じ込めてあってほとんどの人が触れるとそこに封じられた魔法を使えるようになるんだ風習ではステータス魔法でそれを使うと自分の能力値や技能技能を見れるようになり承認すれば他人にも見せることができるんだ」「なるほど・・・そんなものがあるんですね」
そういいながら魔法水晶に触れると目の前に表らしきものが表示された。
レイス・クレセント 種族 ハーフエルフ 男 七歳
Lv 1 技能 武器生成 熟練度Ⅰ
防具生成 熟練度Ⅰ
魔法創作 熟練度Ⅰ
魔力量 120
筋力 100
防御力 94
俊敏性 90
知力 87
とこのような感じで表示されていたどうやらあの神様に頼んだスキルはちゃんとついているようだ。
「父上、技能はふつういくつぐらいあるのが普通なんですか?」
「そうだな、技能を持って生まれる人は一定数いるがそのほとんどの人が1つだけだな、2つ以上持って生まれる者は数十年に五人いるかいないかだ、この国の騎士団長が2つ持っているな」
なるほどやはりこれは少し隠蔽をした方がよさそうだ
早速魔法創作で隠蔽魔法隠蔽魔法を作り少しステータスをいじった。
「父上僕のステータスはこんな感じですどうでしょうか?」
レイス・クレセント
Lv 1 技能 武器生成 熟練度Ⅰ
魔力量 95
筋力 74
防御力 78
俊敏性 70
知力 75
「ふむ・・・スキル一つ持っていてステータスもそれなりにある七歳児としては十分のステータスだ、流石俺の息子だな」
「本当ですか!良かったです!」
どうやらうまく隠蔽できたようだ
「あぁ、そうだ大事なことを忘れていた、1週間後王都へ行くぞ先代国王がお前が生まれる2週間ほど前に亡くなりやっと戴冠式が行われるそうだ我々も参加せねばならん王都近くの町まで馬車で5日、そこから潜水魔法が施されている船マリナーで2日ほどかかるから準備しておけよ」
「わかりました。」
そんな感じで俺は2度目の七歳の誕生日を終えるのだった。