第21話 新国家樹立
第21話 新国家樹立
国王からの許可も出たし準備はできた、さて後はどうやって国家樹立宣言を広めるかだがまぁ地道に広げていくか。
幸い最近始めた雑貨屋の利益が良いしついでにうちの国の宣伝もしてもらうかあとは冒険者達にも広げてもらうとして⋯あぁ面倒だな仕方ないんだが。
⋯そう言えば一番手っ取り早い方法があったな。
「ってな訳で俺はこの度新国家アポリオスを作った。卒業後うちに来たいやつは声を掛けてくれ」
授業後話しかけてきたのは、子爵家や男爵家の次男、三男たちだった。
長男に何かが起きない限り家を継げない彼らにとって、新国家は魅力的に映ったのだろう。
「さっきの話は本当か?」
「あの地を解放できるやつがいるとはな」
「事実だよ、浄化したかいがあったな」
〜同時刻王城〜
「侵入者だ!侵入者が金庫に向かい移動中、既に何十名もの負傷者を出している何としてでも止めろ!」
武装した兵士たちが城に入ってきた者を追うが魔法に阻まれ足止めをくらう。それを見ながらフードを被った男が話し始める。
「喜べ、貴様らは人が本当の意味で進化するのをこれから見ることができるのだからな」
そう言って男は、金庫の扉を壊し中にあった宝玉を手に取る。
「見事な封印魔法だ、ぜひとも我が配下にしたいものよ。まぁ今はいい、見るがいいこれが『進化』だ」
そう言うと男の体が光りそれに呼応するように宝玉も光り始める。
『吸収』
宝玉が手のひらに溶けていき腕に紋様が浮かび上がっていく。男の姿がどんどん変化していき角が生えもう更に2本腕が生えていく魔力が放出されとてつもない圧がかかる。
これはヤバい本能でそう感じてしまう。
「ほう?この魔力圧に耐え意識を保っているとは面白い、かかってこい記念すべき最初の相手はお前だ。特別に名を聞いてやろう今後覚えているかは別だがな」
「アミジス王国騎士団団長、シャロン・ザランド。一応この国で2番目に強い男だ」
そう言って剣を構えたはいいものの隙がなさすぎる、だがここで引くわけにもいかねぇやるだけやってやるよ。
「身体強化-V、『雷速斬り』」
魔力で体を強化し雷のごとき速さで男に斬りかかるがいとも簡単に素手で防がれた。なんで防げるんだよ、一応雷速だぞ?。そう思いつつ続けて斬りかかっていくがことごとく交わされる。
「確かに速いし威力も申し分ない。だが俺相手じゃ足元にも及ばない、残念ながらな」
ズキンと胸に痛みが走る、あぁこれはもうダメだそう瞬間的に分かってしまう。ならせめてこれを⋯術式を埋め込んだところで意識が薄れていった。
「王国No.2もこの程度かこれだと王とやらも対して期待できんな。俺こそが世界の頂点に立つのだ」
そう呟いた男からは禍々しい邪気が溢れ出していた。
「何者かが王城の金庫に侵入して例の宝玉を取り込んだだと!?」
まずいな、あれを取り込んだとなるとかなり厄介になる何処かに誘導して全力で吹き飛ばすか?だが万が一耐えられたらもっと厄介になるどうすればいい。




