第14話 ウルブス魔法剣術学院入学試験➂
第14話 ウルブス魔法剣術学院入学試験➂
試験までの時間をヴィオレッタの魔法の特訓に使った後いよいよ実技試験が始まった。 受験生達が魔法を的に向けて放っているが、外したり的の端に当たったする人が多かった。理論は学んでいても日々の鍛錬無しのぶっつけ本番で魔法をコントロールするのは難しいのだろう。
対人戦を楽々勝ち進み決勝でついにあの貴族の子供とぶつかった。確かに剣の腕前は、決勝戦にまで勝ち進んできただけあって子供としてはかなり強い部類だろう。
「お前、なかなかやるじゃないかどうだ俺の子分にしてやるぞ?」
「それは、大変魅力的な提案だが遠慮しとくよ、誰かの下につくのはあまり性に合わないもんでね」
「そうか、それは残念だ!」
その言葉を境に剣のキレが増していく
そろそろ素人が付け焼き刃で身につけた剣術じゃきつくなってきたし一気にかたをつけるとしよう。
「我流剣術 一の剣 蜂乱舞」そう言い放ち高速で相手を突き
追い詰めていくそして相手の首筋に剣が当たったところで審判が終了の判断を下した。
「そこまでっ!勝者レイク!」
互いに礼をして顔を上げると対戦相手であるドレイブンが申し訳なさそうな顔をしていた。
「どうかしましたか?ドレイブンさん」
「先程はすまなかった、貴方の実力を見抜けなかった上にあのような発言を⋯」
「気にしてないですよそれに貴方の方こそかなりの実力でしたよ」
「そうか、ありがとう俺が言えたことではないと分かってはいるが仲良くしてくれると嬉しい」
「分かった、これからよろしくなドレイブン」
「アレスで良いぞ、よろしくな」
こうして学院での初めての友達が出来たのであった。
その後の試験も高成績を納め見事合格することが出来たのであった。
だ〜~~いぶ遅れてしまいました申し訳ないです
アレス氏は苦労人ポジになる予定です