〜修〜希望への物語
とある住宅街に、豪邸が何個か建つ程の大きな敷地があった。その中心に家が3つ横に並んで建っていて、左側の家は洋風の豪邸で、右側の家は和風の豪邸だった。その真ん中の家は普通の二階建ての一軒家。左右の豪邸からガラスで出来た通路が真ん中の家の2階に繋がっている。
その大きな敷地の入口の門から入ってくる男性がいる。男性がしばらく歩くと3軒の家が見えてきた。その男性は、左右に建っている家を見るとため息をついた。男性は真ん中にある家に入ると、目が眩むほどの眩しい光が起きた。そして男性は2階のリビングへと向かった。
「どうなってるんだ〜!!」
リビングにある机の上に白いシルクのような布に包まれた赤ちゃんが居た。
「真波〜〜!!」
と男性が叫ぶと女性がやって来た。
「なによ〜。夜ご飯なら冷蔵庫に入れてるわよ」
と女性が答えた。
「おい、この子誰の子だ!! も、もしかしてふ、ふ、不倫〜!!」
「そんな訳ないでしょ…。あっ! 驚いてるのは演技であなたが連れてきたんじゃないの?さっきまでそこに赤ちゃんなんかいなかったもん」
「ちが〜〜う!!こ、子供は親がいないと産まれないんだぞっ!!」
「そんなの分かってるわよ」
「なんなんじゃこんな夜にうるさいの〜」
白髪で凄くムキムキのおじいさんが右側のガラスの通路からやって来た。
「お義父さん! ちょっと聞いてくださいよ和人さんが赤ちゃんを連れて帰ってきたんですよ〜。」
「なんじゃと! よその女と子供を作るとは…。そんな子供に育てた覚えはないわ〜〜!!」
「父さん違いますよ。帰って来たらこの子がいたんですよ」
「あ〜眠いわねぇ〜どうしたの?」
女性と姉妹と言われても違和感のない程のおばあさんが左側のガラスの通路からやって来た
「お義母さん。聞いてください、仕事から帰って来たら子供がいたんですよ。真波がふ、不倫したんですよ。」
「ちょっと、マナなんてことしたの!!」
とおばぁさんが言うと睨みながらおじいさんが。
「なんじゃババァ。お前も来たのか」
「まぁ口の悪いクソジジイだこと、今日はいい日だったのに最悪の日になったわ」
「なんだと!?日本人の癖に外人みたいな暮らししよって、日本人は奥ゆかしく古風な家に住んだらどうじゃ」
「古臭い思考だことだわ。ジジイこそ…」
「「今はそれどころじゃなーい」」
男性と女性は叫んだ。女性は赤ちゃんを抱きかかえて。
「本当に違うのよね?」
「あぁ、もちろんだ。お前こそ違うんだよな?」
「えぇ、当たり前でしょ」
「はぁぁぁぁ。どうなってるんだ…。」
「誰かが置いていったんかの〜?」
「無理ね、この家はセキュリティは万全だわ。それとクソジジイと私が居るから普通の人は入りたがらないもの。まぁ別にうちで育ててもいいんじゃない?私の空手世界チャンピオンの後継者にするわ」
「それは聞き捨てならん。ババァの空手なんぞさせん。剣道世界チャンピオンのわしの方がええじゃろ」
「ちょっと待ってください〜!お義父さん、お母さん何言ってるんですか。まだうちで育てるって決まったわけじゃないし…。あなたも何か言ってよ〜」
「はぁぁ、まぁいいんじゃないか?金ならあるし」
「あなたまで…。」
すると2歳程の子供がやって来た
「ママ〜どうしたの?」
「マサちゃんごめんね起こしちゃった?夜遅いからベットへ戻ろうね」
「う〜んわかった」
目をこすりながら子供が返事をした。
「とりあえず真人寝かしに行くので静かにしてください。後この子はお義父さんとお母さんには任せられないので私が育てます」
と言うと子供と赤ちゃんを連れて女性は部屋から出た。「じゃあ名前は私が付けるわ」とおばぁさんが言うとおじいさんがまた突っかかり喧嘩をし始めたが、子供の部屋から大きな怒鳴り声が響き、みんな静かに自分の部屋に戻って行った。