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2 多産多死社会

 原始人並みの生活を送っているゴブリンとはいえ、頭脳労働をするゴブリンがいないわけでも無い。


 低文明度の多産多死社会では平均寿命というのは極めて短く、多くの経験を積んだ年長者というのはそれだけで尊敬すべき存在だ。


 そんな年寄りの中でも呪術師と呼ばれるゴブリンがいる。


 呪いやら薬草やらを使って病気や怪我の治療をしたり、天候を占ったり、予言のような事までやっているのだ。


 そのどれもが前世の記憶を待つ自分としては極めて胡散臭い物に見えたが、ゴブリン達の間ではその力が強く信じられているらしい。


 とはいえ少なくとも治療行為の一部には確かに効果のあるものも混じっていると感じたのは事実だ。


 肉体労働なんかするよりはできるのであれば呪術師の婆に弟子入りでもした方がよっぽどましだろうと思い、俺は呪術師の婆の所へと向かった。

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