三途の川で、また溺れます
織姫様に、三途の川にドボンと突き落とされました。
はい、あの彦星さんと夫婦なだけあります。同じようことを二人にされちゃいました。
ぶくぶくぶく
もっか、溺れ中です。
俺は学びました。次の人生では、泳ぎをマスターしてリベンジします。
三途の川の流れは、とーても速く、そしてなぜか狭くなって行きます。たとえるなら、お風呂の栓? トイレの流れるーーーみたいな?
うー、き・きつい~。栓に頭が閊えて痛いです~。痛いいい。死ぬ~~~。
誰か、た~す~け~て~~~。
ひっ ひっ ふぅ~
ひっ ひっ ふぅ~
「"#$$&"$"!<+`*!!」
気が遠くなる程の時間が経ちました。苦しみの果てに、漸く抜けられました。でも、なんだかぬるぬるで気持ち悪いです。口にまで入ってきて最悪です。目も開けられなくて、何も見えません。
「$%"''%$#*!!」
誰かが俺に話しかけてくれているようですが、意味が全く解りません。
でもなんだかここちいいです。気が付くと、あの気持ち悪かったものが無くなってさっぱりしています。そうすると、なんだかお腹が空いてきました。
何か食べたいなと思ったら、口に何かが当たります。本能的にそれを咥えてちゅーちゅー。ほんのり温かくて甘いです。
お腹一杯になると、抗いようの睡魔が襲ってきました。
兎に角いろいろありすぎて、頭がキャパを軽くオーバーしているので、そのまま素直に寝ちゃいます。
おやすみなさい。