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空月・N(ネメシエル)・蒼

空月そらつきNネメシエルあお




挿絵(By みてみん)




ベルカ超空制圧第一艦隊旗艦超空要塞戦艦ネメシエルの副長。

『第十二世代超大型艦専用中枢コントロールCPU』という正式名称を持つ人工生命体。


身長147cm(帽子入れて)

身長137cm(帽子抜いて)

体重29kg


右腕にはベルカの紋章『曲菱形ワープダイヤモンド』が刻まれている。

感情が高ぶった時やネメシエルを操作するときには発光する。

腰まである長い茶色の髪の毛に澄んだ青い瞳が特徴。

華奢な体つきだが心はしっかりとしている。

言動には少し幼さが付きまとうと思われがちだが普通に大人。

他人をいびることとかも普通にあるからたぶん心は曲がってる。

駄目な方向に80度ぐらい曲がってる。

少し天然でおばか。

どうでもいいが貧乳。

極めてまな板。

何気身長がコンプレックス。

だからツーサイズぐらいデカイ帽子かぶってる。

十センチも変わるとかまじ帽子マジック。

女性。

一人称は「私」。






【こんばんわ!】




「……ん?

 あ、はい。

 こんばんわ。

 久しぶりですね」




【ご飯中に失礼します】




「むぐ……ごくん。

 あ、構いませんよ。

 丁度食べ終わったところなので」




【前回はありがとうございました!】




「いえいえ。

 私こそいい復習になりました」




【それでは、今回は……】




「ええ。

 私について……ですよね?

 なんだかドキドキしますね」




【はい、ではお願いします】




「と言ってもどこから話せば……?」




【えっと、自己紹介?】




「今更ですか?

 別にいいですが……。

 私は空月・N・蒼です。

 ベルカの超空制圧第一艦隊旗艦超空要塞戦艦ネメシエルの副長を務めています。

 身長は147センチ(帽子入れて)、体重29キロです。

 コア番号は《Nemeciel Ao》です」




【どうして副長なんですか?】




「ホンネとタテマエって奴らしいです。

 マックス(基地司令)曰く、艦長がこんなに小さいと不安だとか。

 失礼な話ですよ」




【あの、歳は……?】




「私ですか?

 えっと……二歳です」




【Σ(゜д゜ lll)】




「えっと……。

 体は十四歳の肉体で作られました。

 それで生まれたのが二年前ってだけで……。

 そんなに驚かなくても……」




【あ、それについて詳しく聞いてもいいですか?】




「分かりました。

 私はベルカの超極兵器専用に作られた生命体です。

 正式名称は『第十二世代超大型艦専用コントロールCPU』。

 はじめ候補はルフトハナムリエルだったのですがなんやかんやでネメシエルに落ち着きました」




【それは『核』ってことですよね?】




「はい。

 ……少し知ってるんじゃないですか。

 私は《超空要塞戦艦ネメシエル》の核です。

 “核”っていうのはですね……。

 その艦の頭脳といいますか……。

 乗組員といいますか……。

 まあ、そんな感じです」


【よく分からないのですが(汗】


「えっと……。

 つまり私がいないと《ネメシエル》はただの鉄くずというわけです」



【ではどうやって《ネメシエル》と交信を?】


「えっと詳しくはよく分からないのですが……。

 私の脳細胞とネメシエルのAI細胞が同じなんです。

 お互いが同期しあうことによって繋がる……。

 これを『レリエルシステム』って言います」




【レリエルシステム……ですか?】




「はい。

 レリエルシステムです。

 レリエルはベルカの神の名前で影を表します。

 つまり影のように艦を操る……といった意味合いです。

 洒落た名前ですよね?」




【なるほど……】




「ちなみに基本的にはベルカの軍艦は乗組員があまりいません。

 人材の消費を抑えると共に効率化を謀るためです。

 超極兵器級なんてみんな乗組員は一人、核だけです。

 超常兵器級も一人です。

 魚雷艇も、駆逐艦も。

 全ての艦の乗組員は一人だけです。

 ひよっことかには教官がつくらしいですが……」




【レリエルシステムに不便な点は?】




「そうですね……。

 艦がダメージを受けると痛みで教えてくれることでしょうか。

 あれは痛みの度合いで損傷の深さも教えてくれているのだとか……。

 でもそれ以外の方法もあったと思うんです。

 かなりの激痛です」




【大変なんですね……】




「核、ですからね。

 天帝陛下から預かった艦を個人的な理由でいじることなど許されません」




【戦闘中にだけネメシエルに篭るのはなぜなんですか?】




「それは……。

 やっぱり安全だからでしょうか。

 120センチの装甲で覆われた船体に150センチの装甲が施された艦橋部。

 イージスや強制消滅光装甲がなくなってもやはりこの装甲は心強いのです。

 外にいてもネメシエルを操ることは出来るのですが……。

 いかんせん安心できないといいますか……。

 《ネメシエル》が落ち着く場所なんです。

 私にとって」




【戦艦の中のほうが安全とはまたおかしな話ですね】




「まったくです。

 本末転倒な気がしないでもないですよね」




【っと、時間かな】




「そう……ですか。

 結構今回は短いんですね」




【さびしい?】




「いえ」




【二文字で……】




「お帰りはあちらのドアからどうぞ、です」




【では~】




「あ、はい。

 さようならです」


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