98/100
蒼星神話序幕
《蒼星神話序幕》
点る火に添う手
始まりに集いて
先ずは名付ける
宇宙が見た夢
幾千も流れた時
銀色の星の都に
落ちた蒼の色彩
揺り籠に護られ
最初の音と風を知る
幾億も揺られて
芽生えた蒼の意志
炎は燃え続け
宇宙は語り続け
風は止む事無く
蒼を包み促す
幼き故の傲慢さで
荒れ狂い乞う未来
皹割れた暗き地表から
新たな色が弾けて
始まりの命に添う手
その美しき誕生に集いて
先ずは名付ける
黎明の時も過ぎ
新たなる幕開けへ
原始の時より
止まる事無く導いて