表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/100

私は月



《私は月》




私は月の様に

ただ其処に在るだけの存在


誰かの心を照らせたならば

それだけで幸福と言えるでしょう




始まりの都市は軈て

人の生む闇に呑まれ


同じだけの光にも

恵まれる事でしょう


その時 私が何処に在っても

それは私自身の

意志であるでしょう




老いた舟は

安らかなる言葉を待つ


辿り着いた死者は

安らかなる許しを待つ


其処に有るだけの物を持って

旅立ちましょう




光と闇が等しく降る

世界の糧となる日まで




私は月の様に

ただ気儘に流れるだけの存在


満ちては欠ける心の儘に

眸に映る全てを照らして





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ