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歓喜の時



《歓喜の時》




魂の願い一つ


寒空の彼方へ投げる


此の穏やかな夜に


灯る月は 潔い白




大地に癒されて眠ろう


そんな最期であれば良い




ほんの一時


人の器を借りただけ


解放を望むのだ


生命の意味を 識る迄は




春を待つ様に


待ち望む 歓喜の時よ


兄弟の環に入れずとも


最期迄は 人で在ろう




荘厳な曲が響き


歓喜の歌が木霊する


誰が誰を責められよう


歌声は全てを包み 赦すのだ




容れられる者も 去る者も


同じ時を与えられたのだから




斯くも胸を奮わせる


斯くも魂を震わせる


歓喜の歌が響く夜


小さな手にも降りるだろう




何れ訪れる その時を


言祝ぎ射し込む 眩い光





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