表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
66/100

呪縛の風炎



《呪縛の風炎》




触れる風を纏いし音色に

眠る記憶を呼び覚ます歌


遥か千の泡沫の間を駆け

落ちた雫の数だけ得た命



照す陽光の裡へと伸ばす

氷解を待つ 凍てつく両手


山頂を懐くは白雲と蒼天

熱く暗い心にも灯る微光



吐息が象る想いを繋いだ

重い枷を引き摺り 刃向かう脚


閉ざす瞳の奥に甦る炎は

古き栄光の名残を嘯いて



忘却を(ナジ)り突き刺す剣よ

億の宵の帳を縫い 堕ちる


罪無き大地に生まれし者に

新たな罪科を着せるなかれ



嘗て愛した全てを捨て去り

此の身を統べる者は我のみ



幾度であろうと 私は甦ろう

暗き孤独に熱き炎を灯して


授かりし呪われた枷を引き摺り

終り無き記憶の風に 喚ばれる儘に





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ