第四話
~外~
はあ~。ひどい目にあった。
バキッ
あらら、木の枝ふんじゃった。まあ別にいっか、誰もいないs……
なんかいるな。あの形的に……狼か?
お。こっち来た。もしかして狩りの対象になってる?
ふっふっふ、甘い甘い!
こんなこともあろうかと、実は剣や魔法の練習をしていたのだ。
犬っころが数十匹来た所でなんの障害にもなら……
なんか数多くね?
~回想終了~
というわけでこの地獄のような状況が作り上げられました。
逃げ道なし、圧倒的物量、一撃で死亡の三拍子が揃うとは思わなかった。
正に風前の灯火
ん?灯火?
そうじゃん!今アーティファクトつけてるじゃん!
そういえば性能チェックしてなかったな。
よし!せっかくなら試すか!
何処からでもかかってこい!
ー戦闘ー
まず相手は1000体は必ずいる、一対多の効果的な勝利方法は範囲攻撃と相場が決まっている。
よって導き出される結論は…
「とりあえずぶん殴る!」
立ち止まって考えているときに大体死ぬ。攻めながら考えよう。
というか、思ったより大分威力があった。殴った余波だけで死んでしまう始末。思ったよりこの強化具合、やばかった?さっきから息をするように死んでいくんだけど。
これ狼が弱いのか、アーティファクトの強化がやばいのか分からないな。
とりあえず掃討完了!終わり良ければ総て良し!
ー戦闘終了ー
思ったより戦闘時間短かったな。それと、なんか変なノリ出てたな。他人に見られたら恥ずかしいし、今後はそういうのやめるようにしよう。
さて、森を抜ける為にまた進みますか。
ザッザッザ
「久しぶりに来たら大惨事になってるね、まあいっか、結局ここは破棄する所だったし…でも一応、破壊された借りは返しておかないとね。スーイ君」