第二話
ー数時間後ー
はあ~。まさか自分が1発小突かれただけで死ぬクソ雑魚だったなんて…
かなり理不尽である。
そういえば、自分の能力の説明があったな。確か… [貴方の能力:適応はあらゆる事象の適応です] とかだったような。
なら、さっきから空腹感がないのは適応したからか。これならHP1でもやっていけるんじゃね?
まあ、とりあえずこの森を抜ける事を目標にするか!せっかくの異世界だから冒険とか魔法とか使いたいしね。
よし。やるか! ここから自分の異世界ライフが始まる。
…と思っていたのだが。
グルルルル
目の前には、見た目がやばそうな狼が約1000匹。死にそうです。
どうしてこうなったか、説明はしよう。
まずあの時は[ずっと1方向に進んでいったら、抜けられるんじゃね?]と考えて、それを実行に移したところから始まった…
~回想~
「あ~、暇だな~」
当たり前だが森なので建造物がない。
危険な事が起こらないのは良いが、そろそろ暇になってくる。
お、なんかダンジョンっぽい所がある。行こうかな?
いや、死にそうだな~。でもどうせ、いつか死ぬんだよな、HP1だから。
結局死ぬのなら…
「よし、行ってみよう!」