表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/37

いざ冒険者組合へ

冒険者組合の道中で出会う村人とともに試験を受ける

 ミストラに言われた通り今村を歩いているのだが、この世界は元いた世界よりも文明レベルが低いように感じた。

 井戸から水を汲んだり生き物を使ったりして重い物を運んでいる人が度々見受けられるからだ。そんなことを考えていながら冒険者組合支部の近くに来ると


「そこのお姉さんも冒険者採用試験を受けに来たの?」


 冒険者採用試験?なにそれ?


『言い忘れていたけど今からその試験を受けるんだよ。まあ、簡単だから一発で受かると思うよ。それと今は適性試験という名前じゃなくなっているみたい。』


 いやいや試験なら先に言っといてよ。それに情報もアップデートしてくれなんてことを思いながら。


「はい。今から試験を受けに行こうかなって思っているんですけど、詳しいことはわからないので教えてくれませんか?」


「もちろん。実は僕も今から試験を受けようかなって思っていて近くにあなたがいたからもしかしたら……って思って声をかけてみたんだ。」


 運のよいことに今から試験を受ける人と会えたがいったいどんな試験なのだろうか?


「そういえば自己紹介がまだだったね僕はこの村で暮らしているトーズだ。これも何かの縁だよろしく。」


 そういえば、この世界でどういう名前を使うか考えていなかったな。せっかくだし異世界に来たんだから前とは少し違う名前を使おうそうだな……


「私はレイ。こちらこそよろしくね。」


 てな感じで自己紹介をしているとトーズが。


「そういえば試験について知りたいんだったね。試験は組合にいる受付嬢に試験を受けたいということを言えば受けさせてもらえるよ、そして試験は簡単で水晶に対して手を向けるだけ。簡単だろ。」


『予想だけどたぶんあなたは別のものを使うと思うよ。』


 マジですか。どうして別の方法なのか気になるけどまあ何とかなるでしょ。


「説明ありがとう。せっかくだし一緒に行かない?」


 一緒に受ける人がいるとなんか安心するし。


「いいな。せっかくだしな。」


 そんな感じで共に冒険者組合の中に入ると意外とこじんまりした感じの場所で受付嬢さんがカウンターで立っていた。


 カウンターの近くまで行くと物腰柔らかそうな受付嬢さんがしゃべりかけてきて。


「試験を受けに来られたのですか?」


「はいそうですがなんでわかったんですか?」


 純粋な疑問でなぜ試験を受けに来たのかがわからなくてびっくりした。


「あぁびっくりさせてしまいましたね。私はほかの人より記憶力が少し高いからこの組合によくいる人のことは覚えているんです。それに自己紹介がまだでしたね私はアンファ村の受付嬢のティスラです。」


「すごいですね。」


「隣の方はお連れ様ですか?」


「いや自分も受けに来ました。」


「そうでしたか。それならばこの契約書に名前とサインをしてください。」


 さらっと読んでみたところどおやら命の保証はしませんということらしい。なんか闇が深い気がするけれど異世界だしそうなのかもしれない。

 サインした契約書を渡すと受付嬢さんが笑顔で。


「承りました。少しそこでお待ちください。」


 待っていてということだったので少し待っていると。


「お待たせしました。こちらが試験で使う水晶です。使い方は手を近づけてください。もちろん一人ずつでお願いします。」


「どっちからやりますか?」


「じゃあ自分からやってもいいですか?」


 見たこともやったことのないことだからトーズがやっているのを見ることができるのはありがたいことだ。


「お先にどうぞ。」


「ありがとな。」


 そんなことを話してからトーズは息を整え水晶に手をかざす。

 その瞬間水晶がまばゆい赤色に輝く。そうしてトーズが手をどけると光が収まった。


「トーズさんは赤色だったので戦士ですね。おめでとうございます。」


「よし、なりたかったジョブだ。」


「よかったね。」


 とゆうかミストラさんジョブ?によって光る色があるらしいんだけどどれがどのジョブとか教えてくれない?


『ジョブは簡単に言うとパーティーでの役割だね。そして色については一般的なのは教えておくよ、赤色は戦士、緑色は僧侶、紫色は魔法使いって感じだね。』


 ありがとう、ミストラさん。


「レイさんどうぞ。」


 そう言われて水晶に手を近づけると水晶は色を発さないまま輝いた。

投稿が遅くなって申し訳ありませんでした!!2日に1回は投稿していく所存です。そして読んでいただきありがとうございました。評価ポイントもポチってもらえたら嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ