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ボーダーライン ~人為と怪異の狭間~  作者: 迷探偵
第二章 学校編
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進路指導室

「教師のNPCですか……昨日、彼女の事を調べると言いましたが、間違いではないと思います。けど、その学校はすでに廃校になっていて……理由は苛めや生徒の自殺、裏口入学と黒い噂が多数。その教師も何か関係あるかもしれません」


 彼女というのは河相与那。河相与那が夜見与那で間違いないと隠見は判断して、捜査を開始した。この場所が廃校された学校であるなら、影人間は過去の生徒達か。


「分かった。俺達は進路指導室を調べた後、PC室のある三階に向かう。西側に行くのなら、こちら側のトイレを調べておこうか?」


 俺はラビと名無しの顔を見ると、頷いてる。二人も記者の死は気になっているのだろう。それは恐竜がプレイヤーに攻撃されたという言葉もあるかもしれない。


「それは……出来る限りでいいのでお願いします。それなら、トイレを確認するのと、記者がいた図書室を調べてみます。そこに理由があるかもしれません」


「分かった。何かあればまた連絡してくれ」


 俺は隠見との【通話】を切った。西館には記者が調べていた図書室がある。面白い物を見つけたと言っていたが、それを持ち出していなければ、隠見が気付いてくれるかもしれない。


「トイレの調べるのは賛成ね。私も気になってきたし。勿論、その前に進路指導室、PC室だけど……刑事さんは現実で夜見与那の事を調べてくれたみたいな」


 電話越しに話が聞かれていたのだから、隠すわけにもいかない。隠見が河相与那ではなく、『彼女』と言ったのもラビやピエロに伏せるためだろう。


「そうだな。分かっているのは学校が廃校になってるらしく、色々と問題があったそうだ」


「廃校……学校の事件と記者の死が関係するなら、仕方なく別の学校に置いた事になりますね。その学校があった場所でも良かったと思いますが」


「そこまで考える? 私達は記者の事を知らないんだから、その事件の被害者がどうか判断がつかないんだし。素顔を確認出来て、TVのニュースにもなったら別だけど」


 学校の事件で発見されたのは首なし死体。となれば、記者の頭が発見されるかは分からない。その事をラビは言ってるのだ。


「それは記者の死体を見つけてからだな。まずは目の前の進路指導室に集中しよう」


 俺は隠見から預かった二本の指をドアに差し込んだ。指は中に吸い込まれるように姿を消し、ドアは自動的に開いた。


「……拍子抜けというか、普通の場所ね」


 赤本や進路の書類が本棚にあり、掲示板には就職案内、企業情報の紙が貼り出されていたりと、罠があるように見えない。殺人鬼が隠れるような場所もない。


「『捧げ物』が必要だった分、何かあるはずだが……テーブルの上にあるこれか?」


 対面式にソファーとテーブルがある。教師と生徒が進路相談をしたのだろう。テーブルの上には複数の生徒の成績表と進路希望を書いた紙が置かれていた。その中から夜見与那や鏡二人を探すべきなんだろう。


「なら、探偵はそれを確認して。私達も何か隠されてるか調べるから」


 ラビと名無し、それぞれで進路指導室を調べ始める。

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