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ボーダーライン ~人為と怪異の狭間~  作者: 迷探偵
第二章 学校編
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メインMISSION

「隠見から連絡は……来ているな。俺は【ボーダーライン】にログインする。メイデンは【GUEST】だから、俺の行動を見ればペナルティが発生するかもしれない。念のため、事務所から出てくれ」


 隠見からのメッセージは先に【ボーダーライン】にログインしているという事だ。メイデンは俺の【譲渡者】であり、俺の行動を見る事が出来ない。つまり、俺がログインすれば、体験版の時のようにPCに映るかもしれない。それを避けるために、メイデンは事務所から出た方がいい。


「分かったわよ。またログアウトした頃に来るから。【境界線】の事もあるし、死ぬのだけは本当に止めてよね。この事件が関係してるなら、プレイヤーの一人がすでに殺されているかもしれないんだから」


「分かってる。それを知らなければならないんだ。メイデンも二人がログインしていれば、監視の方を頼む」


「そこは大丈夫……恐竜の方はログインしてるみたい」


 恐竜がログインしているとメイデンのスマホにメッセージが届いたのなら、彼は死んでない事になる。死亡すれば、登録は解除になるからだ。


 もし、プレイヤーが死んでいるとすれば、暗野かピエロのどちらか……ミイラや名無しは年齢的にも男性とは呼ばれない気がする。


 俺はメイデンが事務所から出ていくのを確認し、【ボーダーライン】の世界に没入した。



「やっと来たわね。これで五人になったわけだけど、探偵に説明してから行動するんでしょ?」


 俺がログインするのを待っていたのか、セーフティゾーンの場所、会議室には隠見、ラビ、ミミ、名無しの四人が待機していた。その中に恐竜の姿はない。


「はい。まずは黒板に書かれているのを確認してください」


 隠見が言う通りに黒板を見る。そこには連絡事項が書かれており、勿論、メイン【MISSION】についてだ。


「【学校から脱出するためのルートの確保】、期限は四日後、朝の九時まで……」


 学校の脱出に関しては少なからず予想は出来ていた。体験版の舞台は一つではなく、殺人鬼の種類もそうだ。一ヶ月の長い期間、VIPを飽きさせないためには場所を移動するはずだと。


「なるほどな。貴重な時間をすまない。だが、ここで待っていても大丈夫なのか? セーフティゾーンにも時間があるだろ?」


 隠見のメッセージが届いたのは一時間以上経過している。滞在出来る時間は一時間、会議室にいる事自体がおかしいのだが……


「日が変わり、最初にログインした時は大丈夫みたいです。会議室から出た時に時間が進むみたいですから」


「刑事は私達がログインした時には待機してたからね。ログインしていて、ここにいないのは恐竜だけ。まぁ……あいつはスマホで【MISSION】を確認してるだろうけど」


 単独行動をする恐竜に対しての愚痴か。その言い方だと、全員が恐竜を追い出している形になってしまう。メイデン曰く、恐竜は誰かに襲われたと疑いのコメントが流れていたらしいが……


「言い方が悪いですよ。彼は私達よりも先にログインしていたんです。メイン【MISSION】が黒板に表示されたのは九時過ぎだったから。【学校の脱出ルート】の事も考えると、更新されるのは九時かもしれませんね」


 だとすれば、疑問が生まれる。俺は黒板で確認したが、暗野とピエロはログインしていない。もし、この二人のどちらかが殺されていた場合、殺人鬼の仕業なのか。

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