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ボーダーライン ~人為と怪異の狭間~  作者: 迷探偵
第二章 学校編
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十一人目のプレイヤー?


「ふぅ……まずは隠見に連絡だな」


【ボーダーライン】からログアウトし、無事に埠頭の事務所に戻ってきた。場所が学校である事から、事務所内に変化はない。


 殺人鬼がいない間に色々と調べるべきだと思ったが、隠見の提案により、一度戻る事に。他のプレイヤー達にはとある事件に協力していると伝えてあるが、どう受け取っただが……


 スマホの着信音が鳴る。隠見の名前が表示されている。俺はそれをすぐ取った。


「おい……あれは一体何だ? ラビ達に変な疑いを持たれかねないぞ。五人組の時に何かあったのか?」


「すみません。あの時は誰も怪しい動きをする人はいませんでした。ミミと翁に関しては、あの年齢で……という気持ちもありましたけど」


 確かにミミと翁は年齢を考えると、選ばれるどころか、参加する意味自体分かっているのか? ミミの服装が患者衣だったところも気になるところではある。


「ミイラはあの態度は年相応な感じだと思ってるんですけど、ピエロはあの姿通り、常に明るい感じが演じてる可能性が……河相以蔵……は考え過ぎですね」


「それを言うなら……名無しもだ。ラビの態度である程度人間は分かったが、名無しに関してはなかなか読み取れない」


 名無しは中性的な声だけで言っているのではなく、残酷な面もあり、冷静過ぎる気がする。


「だが……十一人目のプレイヤーがいなかった時点で最初からおかしい……いや、いる方が間違いなんだが。それについてはどう思う?」


「それなんですけど……殺されているのかもしれないです。新しい情報で、何日か前に放置された遺体が発見されたらしいんですけど、【ボーダーライン】の画面が映し出されていたらしいです。これが今回の【ボーダーライン】だとしたら、辻褄が合う」


「待て!! 体験版では【MISSION】に失敗して、殺されても現実では何も起きなかった。俺達もそうだっただろ?」


 俺は送り犬と謎のプレイヤーに二回殺され、隠見は白髪鬼に殺されている。


「私もそう思ったんですけど、その人物はPCの目の前で死んでいたらしく、背後から刃物で刺されたようです。河相宗の時とは違うますし、今まであった【首狩り族】や【透明人間】等とも違う」


 河相宗が死んだのは建設現場であり、PC前じゃない。他の怪奇事件が【ボーダーライン】と関係するなら外が多い。【家中神隠し】であるなら、姿が消えてないといけない。


「それに……家から出ていく謎の人物を目撃したという証言もあったりしたらしく、本当に現実で起きた殺人事件かもなんですよ。【ボーダーライン】という言葉があって、私のところに連絡があっただけで」


 これを偶然と取るべきなのか。そのプレイヤーが体験版をしている隙に犯人は殺害した。背後から刺されて死亡なら、気を許した知り合いという可能が高いはずが、VRゲームをしている事で無防備な状態に。家に侵入されても気付かないだろう。


「なるほど……そうなると新しい怪奇現象を疑うより、本当の殺人事件の方が正しいか。それは隠見がログアウトしてから知った情報だとして、ログアウトした理由は何だったんだ?」


「それは『夜見与那』という名前が気になって……河相夫婦、河相宗の母親の名前は『与那』。名前が同じなんですよ。真実さんの体験版で河相久内が出たわけですし、無関係とは思えなくて……」

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