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ボーダーライン ~人為と怪異の狭間~  作者: 迷探偵
第二章 学校編
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人選

「記者さんの言う通りだね。僕も・・が何か気になるよ。探偵と刑事の・・が一緒なのかもね。僕的には違うと思うけどな~」


 ピエロも同じ意見のようだが、俺と隠見の・・が別だと予想した。それはスマホを見てない事から、VIP達のコメントを拾ったわけじゃない。


「どうしてじゃ? 普通は同じと思うじゃろ。わしは刑事さん達に守って貰えたらと思うぐらいなんじゃが」


 翁は別の理由で賛成しているようだが、ピエロの言葉に疑問を持つのも仕方がないだろう。


「思った事を口に出しただけなんだけど? ・・の記録を見つけるのと、・・を復元せよとか連動してるように見えるのが怪しいよね?」


「どちらにせよ、俺達は・・が何を示すのかも分かってない。隠すつもりもない。俺と刑事が別々の組になってもいい」


 他のプレイヤー達を警戒させないためにも、その案がベストだ。・・が分からないのは事実であり、他のプレイヤー関連だと否定する事も出来ない。


 更にプレイヤーがどんな人間なのか、人数が減る事により見極めやすくなるかもしれない。この中に河相以蔵がいる可能性もあるのだ。


「……分かりました。私と探偵は二組に分かれます。ですが、一人になるのは一体誰が……ミミちゃんを一人にするわけにも」


「消去法で行けば、俺になるわけだ。名無しは殺人鬼相手に攻撃するのに一人は忍びない。ミイラは攻撃出来ず、誰かが守ってやらないと駄目だろ?」


 記者は当然とばかりに言っている。ラビと翁はサブ【MISSION】のためなのだから、当然無理。子供であるミミを一人きりにさせる事は出来ない。俺と隠見も無理となったいま、残るのは三人。


 暗野、名無し、ミイラとなるが、名無しとミイラのサブ【MISSION】を考えると危険な展開になる可能性がある。


「それに俺は十二時間連続でこの世界にいないと駄目なんだ。どうせ、一人で行動する事になるわけだからな」


 暗野のサブ【MISSION】を考えると間違ってはいないのだが……


「こうなるのを狙ったわけじゃないですよね?」


 隠見も暗野に疑いを向けた。暗野は自身が一人で行動出来るように仕向けた。他プレイヤーの参加理由は分からないが、彼の狙いが不明なのが気味悪さを覚える。


「まさか……一人になるのは危険なら、避けるべきだろ? 協力したい気持ちがあるだけさ」


「まぁまぁ……折角、記者がやってくれると言ってくれたんだから、そこは折れとくべきでしょ。彼しかいないのは分かってる事だし」


「……そうですね」


 ラビが暗野と隠見の険悪な雰囲気を阻止した。隠見自身もそれは分かっていたと思う。


「時間も勿体ないし、最初の組み合わせを決めましょうよ。私は探偵と名無しがいいんだけど?」


 悪くない選択だと思う。ラビと名無しはミイラに口出しした以上、最初は一緒に行動をしない方が得策だ。であるなら、俺か隠見の二択になるだけだ。


 それに反対する者は誰もいなかった。ミイラが反対するわけもなく、ピエロとミミの組み合わせも良い。ただし、守る側の隠見の負担は多大だ。翁、ミミは戦闘が出来るイメージはなく、ミイラのサブ【MISSION】がネックになる。殺人鬼が出ない今日の間にどれだけ時間を稼げるかによるだろう。

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